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[米国]
障害が頻発するGoogle Analytics、利用者の不満は“グーグルの姿勢”

「障害が発生したら利用者に伝えるのが“筋”」との声

(2007年08月02日)

 米国グーグルが無料で提供しているWebアクセス解析ツール「Google Analytics」でトラブルが頻発している問題で、利用者からは「同ツールを今後も利用して大丈夫か」と不安の声が上がっている。中でもトラブルの原因を、グーグルが説明しないことに対する不安は大きいようだ。

 直近でいちばん大規模だったのは、48時間にわたってデータの更新がストップした今年5月23日の障害である。この間Google Analyticsの一部の利用者は、指定したアカウントにWebトラフィックのデータが配信されず、Webサイトの利用状況をまったく把握できないという事態に陥った。

 この障害は5月25日夜に復旧した。グーグルは「この障害でデータが消失したといったトラブルはない」とコメントしたものの、障害の原因は「メンテナンス作業のため」としか語らなかった。

 男性向け情報誌「FHM」(フィリピン版)でWeb/モバイル・プロデューサーを務めるクリッシー・イカミナ氏は、Google Analyticsを利用してトラフィックの統計リポートを作成している。同氏は「(サービスがストップした結果)統計が不正確になるなら、リポートの意味がない」と憤る。

 Google Analyticsのサービス中断は、今年7月だけで4回も発生している。5月の大規模障害を含め、ここ数カ月で何度もサービス中断が発生していることから、利用者の間では同サービスの安定性を疑問視する声も上がっている。

 「無料とはいえ、24時間以上サービスがストップするWeb解析ツールは受け入れ難い」(イカミナ氏)

 Google Analyticsの障害について、グーグルはどう対応しているのか。

 グーグルの広報担当者は7月31日、IDG News Serviceの取材に対し、「現在は今後の障害を最小限に抑えるため、対策を講じているところだ」と電子メールで回答を寄せた。しかし5月23日の障害で影響を受けたアカウント数などは、一切明らかにしなかった。

 オンライン・ゲームのポータル・サイト「SpudGames.com」のWebパブリッシャーで、2年前からGoogle Analyticsを利用しているジェイド・スカッグス氏は、以下のように指摘する。

 「グーグルは今年6月にGoogle Analyticsをアップグレードし、“正式版”とした。それにもかかわらず技術的な問題が多発するなら、グーグルの信用問題にもなる。今後も障害が発生するようであれば、ほかのWeb解析ツールとの共用も検討する」

 FHMのイカミナ氏は、「グーグルは技術的な問題が発生した段階で、直ちに公式ブログなどで発表してほしい。これはGoogle Analyticsの利用者が共通して抱いている要望だ」と語る。

 とはいえ、すべてのユーザーがグーグルに対して腹を立てているわけではないようだ。

 「使い始めた1年半前に比較すれば、最近はかなりマシになったほうだ」と語るのは、ショッピングサイトの「eLayaway」でITディレクターを務めるジョー・マルチネス氏。同氏は今年6月にリリースされたGoogle Analytics 正式版に満足していると話す。

 「以前は1日単位でしか解析結果を見ることができなかったが、正式版では1時間ごとに解析結果を参照できる。現在発生している障害が、新機能追加のための“副産物”であれば、それくらいは我慢したい」(マルチネス氏)

(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Serviceマイアミ支局)






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