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[米国]
マイクロソフト、「BizTalk Server」の新版を発売――RFID対応を実現
RFID連携のためのAPIやフレームワーク、イベント管理機能などを搭載
(2007年09月12日)
米国マイクロソフトは9月10日、ビジネス・プロセス統合ソフトウェアの新版「BizTalk Server 2006 R2」をリリースした。同社のSOA(サービス指向アーキテクチャ)およびSCM(サプライチェーン・マネジメント)/BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)プラットフォームの基盤を提供する。
同社によると、BizTalk Server 2006 R2には初めてRFIDのサポートが実現されており、サードパーティ・ベンダーが自社のRFID製品と同プラットフォームとの連携を実現できるように、一連のAPIやハードウェア・フレームワークが搭載されているほか、RFIDイベントをバックエンドのビジネス・プロセスに接続できるように、一連のビジネス・ルールとイベント管理機能も提供されている。
| 「BizTalk Server 2006 R2」におけるRFID活用の概念(米国マイクロソフトのBizTalk RFIDサイトより) |
また、BizTalk Server 2006 R2では、例えば、作業現場で起きていることを社内業務システムや取引パートナーのシステムに通知するなど、リアルタイムのイベントとビジネス・プロセスを連携させることも可能になった。
このほかにも、EDI(電子データ交換)とAS2(Applicability Statement 2)のネイティブ・サポート、SWIFTやHL7、HIPAA、RosettaNetなど垂直業界標準のサポートが実現されている。顧客にアーキテクチャに関するガイダンスやパターン、プラクティスを提供する「ESB(Enterprise Service Bus)Guidance」もリリースした。
こうしたアップグレードはすべて、マイクロソフトのBPMプラットフォームをネットワーク・エッジとその先に拡張することを目的にしたもので、BizTalk新版では「Visual Studio 2005」と「SQL Server 2005」との統合も強化されている。
Windows VistaおよびOfficeとの統合は、WinFX技術のうち「Windows Communications Foundation(WCF)」と「Windows Workflow Foundation(WWF)」に焦点を合わせたものとなっている。WCFは、Webサービスをサポートするためのマイクロソフトのミドルウェア技術であり、WWFは、ワークフローを統合するアプリケーションを構築するユーザーがBizTalkを通じてアプリケーションを追跡できるようにするための技術である。
Officeでは、ユーザーは各種のワークフローをビジネス・プロセス内にリンクし、BizTalkを使用してそれらを追跡できるようになっている。
マイクロソフトはさらに、ビジネス・アプリケーションの統合を支援するための「BizTalk Server Adapter Pack」のベータ2をリリースした。このアダプタは、「BizTalk Server 2006 R2」「SQL Server 2005」「Microsoft Office SharePoint Server 2007」との連携を実現するもので、製品版のリリースは2008年上半期に予定されている。
なお、BizTalk Server 2006 R2では、Developer Edition(1プロセッサ当たり500ドル)、Standard Edition(同8,500ドル)、Enterprise Edition(同3万5,000ドル)、に加えて、企業の支店向けにBranch Edition(同1,899ドル)が提供される。すでに、同社のBizTalkサイトからトライアル版(英語のみ)をダウンロードできる。
(ジョン・フォンタナ/Network World 米国版)

