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[米国]
オープンソースBI開発者向けのコード/情報共有サイトがオープン
「Eclipse BIRT」コミュニティの活動を支援
(2007年10月01日)
オープンソースのビジネス・インテリジェンス(BI)およびリポーティング・ツール・ソフトウェアの開発コミュニティが、自分たちの「活動場所」を手に入れようとしている。10月1日、ソフトウェア開発者らがコードを共有したり、アイディアを交換したりできる「BIRT Exchange」サイトが開設された。
| オープンソースBIコミュニティを支援する「BIRT Exchange」サイト |
同サイトは、Javaベースのオープンソース・リポーティング・ソフトウェア「BIRT」の開発コミュニティ「Eclipse BIRT」と、Eclipse Public License(EPL)を管理するEclipseファウンデーションの活動を支援する。Eclipseファウンデーションを後援し、みずからBIRTベースの商用ソフトウェア製品を提供するアクチュエイトが、サイトの運営に当たる。
BIRT Exchangeは、BIの売上げ成長率が高まり、自社のBI事業を拡大させる目的で買収を試みる大企業が相次ぐなか、オープンソースBIソフトウェアの開発を促進するために立ち上げられた。
BIソフトウェアは、販売記録などの膨大なデータを分析し、企業がトレンドを把握して戦略的な決断を下す際の助けになるツールで、分析の結果は付属のリポーティング・ツールを使って出力する。
アクチュエイトのJavaリポーティング・マーケティング・ディレクター、ビジャイ・ラマクリシュナン氏は、「社内に存在するデータからより大きな価値を引き出し(中略)、より多くの情報をシンプルなかたちでユーザーに提供したいと考える企業が増えている」と強調する。
IDCが7月に発表した調査結果によると、BI技術およびソフトウェア・ツールの全世界の売上げは、2006年に62億5,000万ドルとなり、2005年と比べて11.5%増加したという。またソーガタック・リサーチは、企業が優先するIT支出項目の中で、2006年には5位だったBIが、2007年には第1位にランク付けされたと発表している。
またIDCは、ビジネス・オブジェクツやSAS、コグノス、ハイペリオンなどの独立した大手BIベンダーが同市場をリードしている状況は変わらないものの、IT業界の大物が彼らを猛追していると指摘する。
例えば、今年3月にはオラクルがハイペリオンを33億ドルで買収し、2006年12月にはヒューレット・パッカードがナイツブリッジ・ソリューションズを取得した。マイクロソフトも、買収で手に入れた技術を一部利用したBIアプリケーション・スイート「Office PerformancePoint Server 2007」を9月19日に発表したばかりだ。
とはいえ、LinuxをはじめとするオープンソースOSが、Windowsなどの商用OSの対抗馬になっているのと同様に、オープンソースBIにもこれら大手ベンダーの製品と張り合うだけの力があると、ラマクリシュナン氏は述べている。
アクチュエイトが、EclipseをベースにしたオープンソースのBIRT 1.0を2年前に無料提供し始めてから、同ツールのダウンロード数はすでに100万回を超えている。BZリサーチが2006年に実施した調査によると、50名以上の開発者を雇用している企業では、ソフトウェア開発者の66%、開発者の87%がEclipseを使用しているという。
アクチュエイトのマーケティング担当上級副社長、ノビー・アキハ氏によると、同社は無料のリポーティング・ツール「BIRT Open Source Report Designer」を配布すると同時に、リポートの編集および配信を行う商用アプリケーション・スタックをユーザーに販売している。商用スタックの中には、リポート作成機能のコーディングといった「手間のかかる」作業から開発者を解放する、ビジュアル・リポート・デザイン・ツールなどが含まれている。
BIRT Exchangeからは、技術情報やさまざまなコードの断片、チュートリアルがまとめられた「DevX」サイトのコンテンツも利用可能だ。
(Network World 米国版)
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