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データ・マネジメント

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【Computerworld Conference 2007 Fall】
ビジネスの核となる「情報・データ基盤」
どう強化し、どう活用すべきか

「新時代の情報系」に求められる技術と戦略

(2007年09月19日)

企業内に蓄積されたデータを情報資産にまで昇華させるための技術に注目が集まっている。ILMに基づいたストレージ・インフラ、データ統合、コンプライアンスやビジネス・プロセスの統合を目的としたECM、DWHおよびBIなどである。ITマネジャーやアーキテクトには、こうした技術から自社に適切なものを選択し、組み合わせてシステムを構築する能力が求められる。9月19日に開催された本誌主催の「Computerworld Conference 2007 Fall」では、この分野で注目の技術/製品が紹介された。

文:後藤大地
写真:片岡 純

企業ITの注目トピックを掘り下げる
ITマネジャーのためのコンファレンス

 Computerworld Conferenceは、企業IT分野における注目のテーマを取り上げ、月刊Computerworldのメイン読者層である企業ITマネジャーに向けて情報を発信する、編集部主催のITイベントである。過去4回のテーマは、「ビジネス・コンティニュイティ」「SOA」「仮想化テクノロジー」「サーバの省電力・省スペース」で、今回選ばれたテーマは、「情報・データ基盤 強化プロジェクト」だ。

「Computerworld Conference 2007 Fall」の講演会場

 企業活動では、日々膨大な量のデータが蓄積される。しかし、蓄積されただけでは、データは文字どおり単なるデータでしかない。企業資産としての価値を持つようになるには、データを適切に格納し、管理し、そして分析することが必要になる。そうしてはじめて情報はビジネスに活用可能な資産となる。コンファレンスでは、情報・データ基盤を強化するための技術/製品と、その導入・運用の指針について、専門家やベンダーの製品担当者からさまざまな見解が語られた。以下では、基調講演と特別講演の内容をお伝えする。
 

[特別講演]
企業情報活用におけるイノベーションの可能性
●栗原 潔氏 テックバイザージェイピー代表取締役

 情報系システムの大本は1960年代にさかのぼるが、直接的には1970年ごろが発端となる。基盤システムは70年代に業務系システムと情報系システムとして分離した。当時、情報系システムの役割は定型的な帳票印刷だった。これが1880年代から1990年前半にかけて自由にデータを処理するための情報系システムが普及する。いわゆる、ビジネス・インテリジェンス(BI)や意思決定支援システム(DSS:Decision Support System)と呼ばれるシステムの普及だ。今でこそあたりまえだが、こうした発展を経て、データ・マイニングが実現されてきた。

「業務系と情報系のハイブリッド化が進んできている」と語る栗原潔氏

 1990年代後半から状況は逆転しはじめる。業務系システムと情報系システムが分離して進歩してきた結果、多くの部分がオーバーラップしてきた。大量のデータをリアルタイムに分析する必要が増大し、逆に業務系システムと情報系システムの融合、情報系システムと他のシステム(コンテンツ管理システム、エンタープライズ・サーチ、ビジネス・プロセス管理)の融合が進められている。今後は、このような業務系と情報系のハイブリッド化が企業差別化の強力な源泉となるだろう。

 業務系と情報系のハイブリッド・システムにおいて重要になるのが、データ分析におけるリアルタイム性だ。どの程度のリアルタイムが必要になるかであるが、ここでは、ナノ秒といった純粋な処理速度の話ではなく、ビジネス上の差別化が得られるレベルの迅速さに力点が置かれることになる。また、すべてをリアルタイム化するのも現実的ではない。ビジネス上の差別化に結びつくところに注力するべきである。

 そして、リアルタイム化の最重要ポイントは、データ・ローディング部分にある。データ・ローディングを適切に行うことがデータ分析のリアルタイム化の実現にそのまま結びつく。そのための手法は、日中のミニバッチ、レプリケーション、メッセージ・データベース、仮想データ・ウェアハウスなどである。

 企業で扱うデジタル・データの80%は非定型データだと言われている。非定型データの管理はそもそも難しいものであるが、定型データと非定型データを融合することが差別化の重要なポイントになる。融合のための技術には、ファイル・サーバ、ECMなどコンテンツ管理製品、XMLデータベースなどさまざまな種類があるが、非定型データに対しても統合が容易であるうえ、多種多様なデータに対応できるエンタープライズ・サーチが有望視されている。
 

 加えて、最近の傾向として、システムのイベント駆動化が重要なポイントとなっている。それを実現する代表的な技術の1つにRSS(RDF Site SummaryまたはReally Simple Syndication)がある。イベント駆動型は本質的に情報系システムと親和性が高いので、イベント駆動をうまく情報系システムに取り込むことで、より顧客のニーズに合致したサービスを提供できるようになるだろう。
 


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ホワイトペーパー

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分散環境におけるファイル管理をいかに効率化するか――データ激増時代の新しいフレームワーク「FAN」

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円滑なビジネス・コミュニケーションを実現する秘訣とは――アドビLiveCycle担当者に聞く

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データディレクトテクノロジーズ

「あらゆるデータソースに対するアクセスを提供する」――データディレクト幹部

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ETLツール「DataStage」の戦略的活用法

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XML DBプロダクト・レビュー

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自然言語処理機能で検索精度・速度が向上したXMLデータベース

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ディザスタ・リカバリの迷路を解く

複雑な状況の中、自社にとってのベスト・プランにたどり着くためには

エンタープライズ・データを守れ

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ディザスタ・リカバリのモデル・プロジェクト発進!

北米大陸の両端に位置する2つの大学を結んで展開される野心的ディザスタ・リカバリ・プロジェクト

ILMの導入で、IT運用コストを引き下げろ!

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今日のコンテンツ管理製品分野における最注目領域

過去のあらゆるデータをリカバリできるデータ保護技術「CDP」

データ・ロスとダウンタイムの最小化をも実現

コンプライアンスを重視したメール運用管理の実際

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「もはや企業に選択の余地はない!」

キャッチアップ

生誕10周年を迎えた「XML」――その普及・活用の進展度を知る

「もはや“空気”のような存在であり、必要不可欠なものに」

「データ品質がビジネスの成否を左右する」

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今、XMLデータベースが求められる理由

新たな利用領域を開拓しつつある第2世代の製品

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エンタープライズ検索テクノロジーの「着眼点」

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米国企業4社のビジネスGIS[先端活用事例]

GISとBIの統合でエリア・マーケティングが変わる!

ビジネス・インテリジェンス

ビジネス・インテリジェンス最新事情

組織と“個”の知的生産性を高める

データベース・ウォッチ

サン、買収後初のアップグレード版「MySQL 5.1」をリリースへ

パーティショニング/イベント・スケジューリング機能などを強化(2008年04月14日)

IBM、インメモリDBベンダーのSolidを買収

OracleやMySQLといった他DBベンダーへの影響も(2007年12月25日)

マイクロソフト、パートナー3社と共同でSQL Server 2008機能実証を開始

実際のSIプロジェクトに基づいた実証シナリオで製品品質の向上をねらう(2007年11月15日)

「11gは顧客最優先版」――日本オラクル、Oracle DB新版のメイン機能を説明

自動管理、テスト作業軽減、ストレージ・コスト削減を実現(2007年09月03日)

2006年の世界データベース市場、14.2%の成長を記録

シェア・トップのオラクルがIBMとの差をさらに拡大(2007年06月19日)

記事一覧

イベント報告

【Computerworld Conference 2007 Fall】
ビジネスの核となる「情報・データ基盤」――どう強化し、どう活用すべきか

「新時代の情報系」に求められる技術と戦略

シマンテック

電子メールの保管・管理・検索を包括的に支援する、シマンテック「Enterprise Vault」の実力

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日立製作所

今、求められる「情報統合」基盤の構築。そのカギは、日立が提供するETLツール「DataStage」

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鉄飛テクノロジー

“Web 2.0時代のファイル検索”を提供。ファイル・サーバに特化した検索エンジン「FileBlog」

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コグノス

意思決定/業務プロセスの緊密な統合を図る「コグノス・パフォーマンス・ソリューション」

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トレンド・フォーカス

IBM、データ・デデュープ技術のディリジェントを買収

拡大するデデュープ市場を視野にストレージ・ポートフォリオを拡充(2008年04月21日)

普及に拍車がかかるエンタープライズ検索、2012年には大規模企業の半数以上が導入

「エンタープライズ検索はシステム基盤のデフォルト機能になる」(2008年04月11日)

サイベース、独自手法の「リアルタイムBI」を披露

DBの差分ログをベースにデータを抽出・蓄積(2008年04月02日)

IBM、企業向け検索ソフト「OmniFind Enterprise Edition」の新版をリリース

Lotus製品との連携を強化。日本語表示にも対応(2008年03月12日)

日本IBM、データ統合/管理ソフト「Information Server V8.1」を発表

IODコンセプトに基づき、企業内に分散する情報・データの統合を支援する製品(2008年03月06日)

日立、文書の長期保管に特化したストレージの機能強化版を発表

きめ細かなシステム/セキュリティ管理を可能にする新機能を実装(2008年03月05日)

オラクル、 ハイペリオン買収後初の製品投入でEPM事業を強化

FusionをベースにBI基盤を整備し、財務アプリなどを実装(2008年02月28日)

小売業界がBIを重視、顧客ニーズへの対応で活用

7割の企業がすでに導入/利用(2008年02月27日)

ネットアップ、仮想化環境向けデータ管理ソフトを発表

仮想化環境でのサーバのバックアップ、ストレージ容量の割り当てを自動化(2008年02月14日)

SAS、CRMに必要なBIを提供する「Customer Intelligence Suite」を出荷

分析系CRM市場が拡大する中で、「顧客中心型ビジネス・モデル」を推進(2008年02月06日)

Oracle、SOAミドルウェアとデータ統合ソフトをスイート化

買収したSunopsis/Hyperionの技術も盛り込む(2008年02月05日)

コグノス、BI/CPM製品群の新版「Cognos 8 v3」を発表

BI/CPMを活用するユーザー層の拡大が強化ポイント(2008年02月01日)

F5、ファイル仮想化製品を軸とする事業戦略を発表

「2007年に買収したAcopiaの製品でストレージ管理市場リーダーを目指す」(2008年01月24日)

SAPデータをIBMグループウェアに統合――両社が共同開発プロジェクト「Atlantic」を発表

Lotus NotesからSAPのワークフロー/分析リポート機能などが利用可能に(2008年01月24日)

【連載】バックアップ新論

【第1回】
デスクトップのバックアップ

第1ステップはユーザーへの喚起

【第2回】
データセンターのバックアップ

まずは経営上のリスクとコストとのバランスを評価

【第3回】
メッセージのバックアップ

内部統制に必須の重要課題に取り組む

【第4回】
ワークグループのバックアップ

「バックアップの盲点」をいかに克服するか

【第5回】
PDAのバックアップ

ネットワーク・デバイスとして管理する

【第6回】
ブランチ・オフィスのバックアップ

常に変化する“標的”を的確に“キャッチ”する

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集計期間:10/01〜10/07



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