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[国内/世界]
マイクロソフト、ユニファイド・コミュニケーション製品群を正式発表

「ビジネス・コミュニケーションを飛躍的に進化させる製品」とゲイツ氏

(2007年10月17日)

サンフランシスコでの発表イベントに登壇した米国マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏(左)。「ソフトウェアの進化とともに、コミュニケーション手段も進化している。この流れは今後も続くだろう」と語った(右は同社ビジネス部門社長のジェフ・レイクス氏)

 マイクロソフトは10月17日、音声、ビデオ、Web会議などの連携を実現する、ユニファイド・コミュニケーション(UC)製品群の発表イベントを開催した。

 この発表イベントは全世界で開催され(米国は10月16日)、米国サンフランシスコでのイベントには、同社会長のビル・ゲイツ氏が登壇。「ビジネス・コミュニケーションを飛躍的に進化させる製品群だ」とアピールした。

 今回発表されたのは、UCの中核となるサーバ・ソフトウェアの「Office Communications Server(OCS) 2007」、OCS 2007のクライアント・ソフトウェアである「Office Communicator 2007」、ホステッド型Web会議サービスの「Office Live Meeting 2007」、Web会議用パノラマ・カメラの「RoundTable」である。

 OCS 2007は音声、ビデオ、インスタント・メッセージング(IM)、会議、プレゼンス(在席)情報などのコミュニケーション機能をリアルタイムで提供するサーバである。同社の「Office system」や「SharePoint」と連携し、遠隔地のユーザーやモバイル・ユーザーとのリアルタイム・コミュニケーションを可能にする。複数のユーザーが同時に参加できるWeb会議機能なども備わっている。

マイクロフト代表執行役兼COOの樋口泰行氏は、「日本企業では部門内でのみ情報を活用するといった“情報の壁”があるが、OCS 2007を利用することでこの障壁をなくし、情報を活用してほしい」と語る

 またOCS 2007は、VoIPのサポートも追加されている。既設のPBXと連携すれば、PCから直接電話をかけることもできる。例えばOutlookと連携し、メール送信者の在席情報をOutlook上で確認して、電話をかけるといった操作も可能だ。その際、新たにソフトウェアを起動させる必要がなく、「ワンクリックで電話がかけられる」(マイクロソフト)という。

 日本での発表に登壇したマイクロフト代表執行役兼COOの樋口泰行氏は、「電子メール、IM、電話など、コミュニケーションの選択肢は広がっている。その中で最適なコミュニケーション手段を選択することで、コミュニケーション・ロスが削減できる」と語る。

 樋口氏によると、OCS 2007のベータ・テストには、日本から1,500人が参加し、日本からのフィードバックも製品に反映されているという。

 また発表会ではOCS 2007を早期導入した企業のユーザー事例も紹介された。中でも早期検証プログラム(TAP)から参加している日産自動車の執行役員CIOグローバル情報システム本部長の行徳セレソ氏は、「OCS 2007を活用することで、国内外を問わず会議を開催できる。複数の拠点を持つグローバル企業には、必要不可欠なシステムだ」と語った。なお、東京メトロ、横河電機、カプコン、スクウェア・エニックスなども早期導入をしているという。

 Office Live Meeting 2007は、会議の開催をはじめ、文書、映像、アプリケーションの共有といった機能を、SaaS(Software as a Service)モデルで提供するサービスである。こちらもVoIPのサポートが追加され、ユーザーはVoIP電話もしくは通常の電話のいずれを用いても会議に参加できるようになっている。

RoundTableは 360度の全方位カメラを利用し、会議室全体を単一の画面に表示することが可能。価格は40万円前後の予定

 RoundTableは、OCS 2007およびOffice Live Meeting 2007に対応したWeb会議用パノラマ・カメラである。5点式カメラと鏡を利用し、360度の全方位を単一の画面上(パノラマ画像)に表示することができる。「アクティブ・スピーカー認識機能」で、発言者を自動検出し、画面上に拡大表示することが可能。また、wmv形式で、会議のもようを録音/録画することもできる。

 マイクロソフトでインフォメーションワーカービジネス本部リアルタイムコラボレーションマーケティングマネージャを務める越川慎司氏によると、RoundTableは日本を含む世界10カ国で提供される予定で、価格は1台40万円前後になるという。

 なお、OCS 2007およびOffice Live Meeting 2007の出荷は11月1日より、RoundTableは11月中ごろより開始される予定だ。

(鈴木恭子/Computerworld)






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