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[米国]
レッドハット、アマゾンのEC2でオンデマンドLinuxサーバを提供

RHELをEC2にホスティングし、必要に応じてサーバ機能を貸し出し

(2007年11月08日)

 米国レッドハットは11月7日、米国アマゾン・ドットコムのユーティリティ・コンピューティング・サービスにおいてオンデマンドLinux OS「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)on Amazon EC2」を提供すると発表した。オープンソース・インフラストラクチャをホスティングの形で提供することで管理や運用の簡素化を支援するという「オートメーション戦略」の一環だとしている。

 RHEL on Amazon EC2は、アマゾンのユーティリティ・コンピューティング・サービス「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」にホスティングされ、今回はプライベート・ベータという形の限定公開される。ただし今年中にはパブリック・ベータ版が一般公開される予定となっている。

 サービスの基本料金は1ユーザー当たり月額19ドルで、さらにEC2サーバの利用時間に応じて課金される。1時間当たりのサーバ利用料金は21セント、53セント、94セントのいずれかで、使用する機器の規模や利用しているバンド幅、ストレージ容量などによって料金設定が異なる。

 レッドハットは同日、RHELの新版となる「RHEL 5.1」、およびアプライアンス化(システム・イメージ化)したRHEL向けアプリケーションのための新OS「Red Hat Appliance Operating System(AOS)」も発表した。

 RHEL 5.1では、仮想化技術の機能性向上とともに、Windows XP/Server 2000/Server 2003/Server 2008(ベータ版)などに対する仮想ゲストOSサポートを拡大している。

 一方AOSは、カスタマイズしたRHEL向けのアプリケーションをアプライアンスに搭載して販売できるようにするもので、ISV(独立系ソフトウェア・ベンダー)を主なターゲットとしている。AOSにはISV向けのツールとして、アプリケーションを各アプライアンス上で動かすために必要な設定を支援する「Virtual Appliance Development Kit」が含まれている。AOSは2008年前半に正式リリースの見通しだ。

 レッドハットは現在、エンタープライズ向けLinux以外は能がないという印象を払拭すべく、事業内容を拡大中だ。Linuxサポートで競合するオラクルなどの大手ソフトウェア・ベンダーに対抗するため、前出のオートメーション戦略などを積極的に推進している。

 レッドハットのエンタープライズLinux部門担当バイスプレジデント、スコット・クレンショー氏は、「われわれの目標は、仮想サーバ、専用サーバ、あるいはEC2などに対し、オープンソースのインフラストラクチャを提供することだ」と語った。

 同氏によると、レッドハットは今後、サービスの品質やアプリケーションの流動性・有用性などの管理が可能な「インフラストラクチャの骨組み作成ツール」を設計することを計画している。これにより、運用・管理が容易なインフラストラクチャが実現するという。

(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)






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