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[国内]
PTC、製品ライフサイクル管理ソフト事業のさらなる強化を表明

開発業務の無駄を省き、製品開発プロセスの効率化を推進

(2007年11月08日)

Windchill 9.0の画面

 PTCジャパンは11月8日、同社の製品開発向けのコンテンツおよびプロセス管理ソフトウェア「Windchill」シリーズを中核に、製品ライフサイクル管理(PLM:Product Lifecycle Management)事業をさらに強化していく構えを示した。

 同社は、CAD、PLM、コンテンツ管理、ダイナミック・パブリッシング分野のソフトウェア開発・提供を手がけるベンダー。今年6月には、製品開発プロセスの最適化機能を強化したWindchillの最新版「Windchill 9.0」を投入し、製品コストの低減、流用設計の推進、生産性の向上など、製品開発にかかわるプロセス効率化の支援に力を入れている。

 同社は、製品開発に携わる企業が抱える主な問題点として、(1)設計者のものづくり経験の欠如、(2)必要な技術情報データベースの散在、(3)グローバルな設計製造協調環境の未整備、(4)部品表と設計変更管理が未完成、の4つを挙げ、それらが製品開発工程の全体にわたってコストを押し上げる要因になっていると指摘する。

Windchill 9.0では、変更追跡や、現場での特別採用などに対応する変更管理機能の強化が図られた。写真は「作業指示」の模様

 そうした問題を解決するためには、まず、連絡や立ち会い、資料作成といった、設計者にとって利益率の低い付帯業務を減らし、付加価値の高い業務へと割り当てることが重要としている。

 PTCジャパンのビジネス開発推進室ディレクター、後藤智氏は、「リーン製品生産方式を採用して、開発業務の無駄を省くことは、(日本の製造業にとって)市場で勝ち残るための重要な要素になっている」と指摘したうえで、「Windchillを導入し、製品開発におけるプロセスの改善や開発業務の効率化を実現することで、年間で約30%の“無駄な工数”を削減し、価値を生む設計業務を20%ほど増やすことができる」と主張した。

 Windchill 9.0には、CADファイルからドキュメント、計算、イラストレーション、技術資料に至るすべてのコンテンツを管理する構成管理機能をはじめ、製品設計と製造工程設計の同時進行による開発サイクルの短縮、複数CADの混在環境をサポートする詳細設計、製品のバリエーションをすばやく定義・検証するバリエーション設計・生成をサポートする機能など、製品開発プロセスの効率化を支援するさまざまな機能が備わっている。

PTCジャパン 社長 井上公夫氏

 同社は今後、Windchill 9.0を中核とするPLMソリューションの提供をワールドワイドで強化・推進していくことで、2010年度までに売上高15億ドル、営業利益率22%の達成を目指す構えだ。

 発表に際し、PTCジャパン社長の井上公夫氏は、「PLMおよびCAD分野のナンバーワン・ソリューション・ベンダーとして多くの顧客から最良のパートナーと評価されるべく、今後も引き続き、ものづくりのプロセス改革を推進していきたい」と抱負を述べた。

3次元設計データの共有を実現するWindchill 9.0のビジュアライゼーション機能「ProductView Lite 9.0」の画面

(大川 亮/Computerworld)






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