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[中国] 【BEAWorld 2007 Shanghai】
「時代はダイナミック・アプリへ」――BEAのChuang氏が説くGenesisの必要性

「変化に強いコンポジット・アプリの構築を!」

(2007年12月12日)

米国BEA Systemsの会長兼CEO、Alfred Chuang氏

 「伝統的なエンタープライズ・パッケージ・アプリケーションの時代はもう終わった」――米国BEA Systemsの会長兼CEO、アルフレッド・チュアング(Alfred Chuang)氏は、こう力説した。同氏は12月12日、中国・上海市で開催中の「BEAWorld 2007 Shanghai」で基調講演の壇上に立ち、エンタープライズ・アプリケーションの世界が変わろうとしていることを大勢の聴衆に訴えた。

 Chuang氏は、今日のエンタープライズ・アプリケーションを取り巻く変化を12年前のそれと重ねながら、「12年前のJavaの登場時と同規模の革新が起ころうとしている」と語り、それは興奮すべきことだと強調。マッシュアップが加速しさまざまなサービスが登場している現在、従来のカスタマイズ・アプリケーションはそうした変化に対応できないと説明する。

 ビジネス環境の変化に迅速に対応するべく、一部のベンダーはアプリケーション基盤をSOA(サービス指向アーキテクチャ)ベースへと変えてきた。しかし、サービスを単に組み合わせただけでは変化に対応するのは難しいと、Chuang氏は言う。

 こうした変化に対応するには、新しいコンポジット・アプリケーションが必要だ。Chuang氏はそれを「ダイナミック・ビジネス・アプリケーション」と表現する。

 「ダイナミック・ビジネス・アプリケーションは典型的なコンポジット・アプリケーションではない。ダイナミック・ビジネス・アプリケーションとは、変化に応えるために構築され、要求に適合するものだ」(Chuang氏)

 コンポジット・アプリケーションはコンポーネントの組み合わせによって構築されることを前提としているが、ダイナミック・ビジネス・アプリケーションではこの考え方を一歩進め、アプリケーション要件やビジネス環境が変化することを前提にしている。

 Chuang氏は、SOAというコンポジット・アーキテクチャの下で、さらなる変化に適合できるプラットフォームを用意し、その上でアプリケーションを開発するべきだと力説する。

 こうしたダイナミック・ビジネス・アプリケーションの実現に向けてBEAが力を注いで開発しているのが、「Genesis」と呼ばれるアプリケーション・プラットフォームだ。同社では、GenesisにSaaS(Software as a Service)モデルを取り入れることで、SOAからSaaSへとアプリケーション開発レイヤを昇華させることを目指している。

 BEAはこれまで、「WebLogic」と「AquaLogic」、および「Tuxedo」という3つの主要プロダクト・ラインを展開してきた。同社はGenesisを、これらポートフォリオをすべて包含するものと位置づけている。

 「Genesisは始まりでしかない。われわれのミッションはエンタープライズ・コンピューティングをシンプルにしていくことだ」――Chuang氏は同社の歩みを振り返りつつ、エンタープライズ・コンピューティングをシンプルにする取り組みをこれからも推し進めることを強調した。

(後藤大地)




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