【 ここから本文 】
ソフトウェア&サービス
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
Microsoft、オンライン地図ベンダーのMultimapを買収へ
オンライン ・サービス事業のてこ入れ策の一環
(2007年12月13日)
米国Microsoftは12月12日、欧州、北米およびオーストラリアでオンライン地図情報サービスを展開している英国Multimapを買収することを明らかにした。Microsoftは今年後半から、オンライン・サービスの拡充と広告戦略の強化を目的とした買収を重ねている。
Microsoftの発表によると、今後MultimapはMicrosoftの独立子会社となり、従業員はMicrosoftのオンライン・サービス・グループ(OSG)内の「Virtual Earth and Search」チームに統合されるという。そのほかの詳細な買収条件については、今のところ明らかにされていない。
ロンドンを拠点とするMultimapの英国のオフィスは、これまでどおり運営を続ける予定という。一方、米国およびオーストラリアのオフィスで働く社員が、そのまま残るか別のオフィスに移動するかは未定のようだ。
Multimapのサービスにはオンライン地図のほか、特定エリアのホテルやレストランなどを案内する位置情報サービスなどがある。また、高度な検索機能、経路案内機能、航空写真や地方情報に地図レイヤを重ねられる機能なども提供している。
Microsoftは「MSN」や「Windows Live」といったオンライン事業を統括するOSGから利益を出す方法を模索しているようだ。Googleと競うためにも、買収によるてこ入れでオンライン・サービスを拡充させ、広告収入を増やしたい考えだ。
同社は先週にも、モバイル用のビデオ・写真・音楽の共有、ブログなどのサービスを提供する携帯向けファイル共有サイトのベンダー、WebFivesを買収している(関連記事)。また今年8月には、オンライン広告/マーケティング企業であるaQuantiveを、これまでで最高額の60億ドルで買収した(関連記事)。
こうした買収に加え、Microsoftはオンライン・コンテンツやサービスを提供するベンダーと提携し、オンライン広告事業を拡大している。同社は今月10日、CNBC.comにおいてコンテンツ連動型広告を独占的に配信する契約を結んだことを発表した。これはSNSの「Facebook」や、米国のソーシャル・ニュース・サイト「Digg」と交わした提携と同じような内容だ。
度重なる買収やパートナーシップの強化は、2年ほど前から始めたオンライン事業のサービス/コンテンツ強化戦略の一環だ。しかし今のところOSGの利益を上げる試みに対する経済アナリストの評価は厳しく、同社は明らかな批判に対して必死になっているかのようにも見える。
Microsoftの2007会計年度決算におけるOSGの利益は250万ドルで、前年の230万ドルからわずか8.7%の成長にとどまった。aQuantiveの買収が成立した2008年の第1四半期にはやや業績を上げ、前年比25%の利益を出した。しかしその際、MicrosoftのCFO(最高財務責任者)であるクリス・リデル(Chris Liddell)氏は、「もっと高い数字を期待していた」と述べ、OSGの業績が期待外れだったことを示唆している。
(Elizabeth Montalbano/IDG News Service(ニューヨーク支局))
[米国]Microsoft、携帯SNSベンダーのWebFivesを買収
獲得した技術/サービスをWindows Liveに統合へ
[国内]マイクロソフト、「Windows Live」の正式版を発表

来日したバルマー氏が力説「ソフトウェア+サービスを実現させたサービスだ」
[米国]マイクロソフト、広告サービス企業のアクアンティブを60億ドルで買収
「対グーグルで必要に迫られた」との声も


