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[中国] 【BEAWorld 2007 Shanghai】
「Genesisはインフラ技術の集大成」――BEAのCTO

最初の成果物は2008年2Q登場のSaaSコンテナ

(2007年12月13日)

米国BEA Systemsのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CTO、Rob Levy氏

 「BEAはGenesisとともに新しい時代へ突入していく」――。米国BEA Systemsのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CTO(最高技術責任者)、ロブ・レビー(Rob Levy)氏は、中国・上海市で開催中のプライベート・コンファレンス「BEAWorld 2007 Shanghai」(12月12-13日)で、Genesisが同社にとってきわめて戦略的な取り組みであることを力説した。

 Levy氏が言う新しい時代とは、「ダイナミック・ビジネス・アプリケーションの時代」を指している。SOA(サービス指向アーキテクチャ)やBPM(ビジネス・プロセス管理)、Web 2.0、仮想化、SaaS(Software as a Service)などの下で稼働するエンタープライズ・アプリケーションのことを、BEAでは「ダイナミック・ビジネス・アプリケーション」と呼んでいる。

 「現在、ビジネス・アプリケーションの開発を開始してからデリバリするまでに、少なくとも数カ月はかかっている。しかし、顧客はそんなに待ってくれない」と同氏。そのため、「ビジネス環境の変化を内側から取り込むことができる」(Levy氏)ようなアプリケーションが顧客から求められているという。

 Levy氏は、「もちろん、(ダイナミック・ビジネス・アプリケーションの)開発にはプラットフォームが必要だ。これまではWebLogicやTexudoがそれだった」と述べ、これからはGenesisがその役割を担うと語った。

 Levy氏の言葉を借りれば、Genesisは「ダイナミック・ビジネス・アプリケーションの波を支える」ためにある。BEAはGenesisを、同社がこれまで開発/提供してきたミドルウェアやインフラ技術の集大成と位置づけている。「われわれはGenesisに総力戦で力を注ぐつもりだ」と、Levy氏はGenesisへの意気込みを示した。

 今後はBEAプロダクトの多くがGenesisベースで開発される予定だ。ちなみに、BEAがGenesisをプロダクトやソリューションではなく“プラットフォーム”と呼んでいるのは、同社技術の包含という意味から、Genesisを単体のプロダクトとしてとらえることは適切でないと考えているからだ。

 Genesisの下層には仮想化技術も取り込まれる。したがって、Genesisベースのシステムでは必要に応じたサーバ・リソースの提供が可能だ。要求される機能についても、BEAのポートフォリオの組み合わせでカバーできるとLevy氏は説明する。

 Genesisによる最初の成果は2008年に示される予定だ。「第2四半期にSaaSコンテナの形で登場する」とLevy氏は語った。その意味で、2008年はBEAにとってマイルストーンの年になりそうだ。

(後藤大地)




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