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[米国]
Microsoft、「Dynamics CRM 4.0」のRTM版をリリース
オンプレミス型およびSaaS型で提供
(2007年12月19日)
米国Microsoftは12月17日、「Titan」という開発コード名で呼ばれていたCRMソフトウェアの新版「Dynamics CRM 4.0」が、RTM(製造工程向けリリース)の段階に入ったと発表した。今回のRTM版は、主にVAR(付加価値再販業者)をターゲットにしたものとみられる。
Dynamics CRM 4.0には、オンプレミス(顧客企業による自社運用)のタイプのほか、MicrosoftやパートナーあるいはVARがホスティング・サービスとして提供するSaaS(Software as a Service)タイプがある。
Microsoft幹部がVARに対して行った説明によると、Dynamics CRM 4.0には、1台のサーバで複数の顧客をサポートすることを可能にする「マルチテナント・アーキテクチャ」が採用されるという。
また、25言語への対応、複数通貨のサポート、新たに組み込まれたBI(ビジネス・インテリジェンス)機能など、アップグレードされた要素は多い。例えば、BI機能の1つ「アドホック・リポーティング・ウィザード」は、非技術系のユーザーでもカスタム・リポートの作成を可能にする。
さらにDynamics CRM 4.0はMicrosoftのユニファイド・コミュニケーション・プラットフォーム「Office Communications Server」と統合できるため、Dynamics CRM 4.0を用いてプレゼンス情報やロケーション情報と連携を図ることもできる。
今回、MicrosoftはSaaS型での提供も行っていく方針を明らかにしたが、多くのアナリストは、この販売形態こそが同社戦略のバックボーンになると考えている。
米国のコンサルティング会社Enterprise Applications Consultingの主任アナリスト、ジョシュア・グリーンバウム(Josh Greenbaum)氏によると、MicrosoftがSMB市場のパートナーとの間で築き上げた販売チャネルは非常に強力であり、ソフトウェア・ベンダー各社の羨望の的という。
「皆がMicrosoftからこの販売チャネルを奪いたがっている。ISV(独立系ソフトウェア・ベンダー)にとって、Microsoftが持つ販売チャネルはどこよりも優れ、かつ成熟している。MicrosoftとNovellはこの業界の最古参だ」(Greenbaum氏)
Microsoft自体も声明において、「40万社を超えるパートナー企業による強力なネットワークのおかげで、SMB市場の顧客に技術を提供できている」と述べている。
なお、Dynamics CRM 4.0は2008年第1四半期のリリースが予定されている。
(Ephraim Schwartz/InfoWorld 米国版)
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