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[米国]
Yahoo!、ID認証フレームワーク「OpenID 2.0」のサポートを表明

Yahoo!アカウント情報でOpenIDサイトへのアクセスが可能に

(2008年01月18日)

 米国Yahoo!は1月17日、ID(アイデンティティ)認証フレームワーク「OpenID 2.0」をサポートすると発表した。これにより、OpenID 2.0対応のWebサイトにYahoo!のアカウント情報でアクセスできるようになる。

 非営利団体のOpenID Foundationによると、OpenIDはシングル・サインオンの普及を目的とするID認証フレームワークで、すでに1万近くのWebサイトでサポートされているという。

 Yahoo!は17日、同社がOpenID 2.0をサポートすれば、OpenIDを使用するアカウントの数は、同社のアクティブ登録ユーザー分の2億4,800万件を含め、従来の約3倍の3億6,800万件に増加すると語った。

 OpenIDは、簡単に言えばオンライン上でのアカウント管理に対処する技術である。OpenIDプロジェクトでは、アカウント管理以外にも、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイトごとのデータ入力を省略するための技術など、データの移植性に焦点を当てた技術への取り組みも行っている。

 ちなみに、Googleが「OpenSocial」プロジェクトで取り組んでいるのは、複数のSNSサイトで稼働するアプリケーションの作成に使う標準API(Application Programming Interface)の開発である。

 OpenIDプロジェクトで開発されているID管理技術が実際にインパクトを持つには、大手インターネット企業の支持を得ることがきわめて重要であり、その意味で今回の発表は同プロジェクトにとって重要な一歩となる。

 OpenID Foundationのスコット・クベトン(Scott Kveton)会長は17日の声明で、「Yahoo!のサポートはOpenIDフレームワークに対する大きなお墨付きであり、これを機に大手Webサイト運営企業による(OpenIDの)採用に拍車がかかることを期待する」と語った。

 それぞれ度合いは異なるものの、OpenIDへの関心を表明し、関与している大手企業としては、Google、Six Apart、AOL、Sun Microsystems、Novell、Microsoftなどがある。

 Yahoo!の会員管理ディレクター、ラジ・マータ(Raj Mata)氏はIDG News Serviceの取材に応え、Yahoo!ユーザーは2つの方法でOpenIDを利用できるようになると述べている。

 1つは、OpenIDの従来からの認証方式に基づく方法だ。この方法では、「http://me.yahoo.com」に固有の識別語が続くURL文字列が個々のYahoo!会員に割り当てられ、会員はOpenID対応サイトのログイン・プロンプト画面でこれを入力すればよい。

 Mata氏によると、Yahoo!会員は1月30日以降、自分のOpenID URLを入手できるようになる。OpenID URLはYahoo!によって割り当てられるが、会員はこの文字列の固有の識別語の部分を自分で選んだものに変更できるという。

 もう1つの方法は、OpenID URLの入力を求める通常のログイン・プロンプトとYahoo!のログイン・プロンプトの両方を表示するOpenID対応Webサイトで、Yahoo!のユーザー名とパスワードを入力し、ログインするというものだ。

 この場合、入力された情報をYahoo!側のサーバがチェックし、正当なものであることを確認したうえで、そのユーザーがYahoo!ユーザーであることをOpenIDサイトに通知する。Yahoo!ユーザーであることをOpenIDサイトが確認すると、ログイン情報の読み取りは行われない。

 Mata氏によると、1月30日以降は、Yahoo!/OpenID URLがすべてのOpenID対応サイトで使えるようになるが、Yahoo!のログイン・プロンプトを表示するサイトは当初は少数にとどまるという。Yahoo!では、同ログイン・プロンプトを表示するサイトへの変更を促すため、サードパーティ開発者向けに解説とコードを自社サイトで公開する予定だ。

 Yahoo!はOpenID 2.0の開発に参加しているベンダーの1社であり、このバージョンで新しいセキュリティ機能を提供するとも述べている。

(Juan Carlos Perez/IDG News Service マイアミ支局)






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