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[国内]
インフォア、SOA戦略「Infor Open SOA」をアピール
「今日はR/3が発表された1992年から大きく変わった」と同社幹部
(2008年01月24日)
日本インフォア・グローバル・ソリューションズは1月24日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)への取り組みに関する報道関係者向けの説明会を開催し、同社の「Infor Open SOA」戦略をアピールした。
発表に際し、来日した米国Infor Global SolutionsのCTO(最高技術責任者)、ブルース・ゴードン(Bruce Gordon)氏は、ユーザーがシステム導入を行う際には、「5年ではなく、10年、15年のスパンで考えている」と指摘し、こうした長期的な投資に対する支援を今日のユーザーは求めていると語った。
| 米国Infor Global Solutions CTO Bruce Gordon氏 |
加えて、製品ロードマップの明確化、新旧の技術/製品の共存、ビジネスの俊敏性・柔軟性の向上という点も、ユーザーが重視するポイントであると説明した。
Gordon氏によると、これらのようなユーザー・ニーズに応えるためにInforは、「Enrich」「Extend」「Evolve」という「3E」を重視したSOA戦略に取り組んでいるという。Enrichという面では、製品機能の充実化を進める。例えば、同社がSSA Globalの買収で獲得したERPアプリケーション「Baan」などの既存製品をサービス化してSOA環境への対応を図る。
Extendという面では、ERP以外の補完製品による拡張などを進める。Evolveという面では、新規コンポーネントの開発や業種特化コンポーネントの追加を進め、新たな変化に対応可能なSOA環境の構築を目指す。
3番目のEvolveについてGordon氏は、「現在のERPは、SAP R/3がリリースされた1992年の問題に対処すること前提に作られたものだ。だが、今日の世界は1992年当時から大きく変化している」とし、ERPのような集中型に加え、現在は分散型のシステム/アプリケーションが必要とされていると強調した。
| 「Infor Open SOA」を構成するコンポーネント群 |
Inforが6月に提供を予定している「複数元帳」コンポーネントは、こうした集中型・分散型の両方への対応をねらうものの1つだという。このコンポーネントにより、1つの元帳をベースとしながら、複数の異なる会計原則に則った会計処理を行うことが可能となる。
Gordon氏は、「1992年と比べて現在は、グローバル化が進んでいる。そうしたなか、各国で政府の規制が強まっており、それぞれの国の会計原則に従うことが企業に求められている」と、同コンポーネントが必要とされる背景を説明した。
また、従来のSOAについてGordon氏は、「既存アプリケーションからビジネス・サービスをエクスポートすることから出発したもので、サービスを単一のエンジンに統合する」という点が特徴であると説明した。同氏は、そうしたSOAは、カスタマイズや展開が複雑であり、異なるIT環境への部分適用が困難になるとしている。
それに対してInfor Open SOAは、サプライ・チェーンを外側から見て、より小さいサブブロセスに分割することで部分適用を可能としていると、Gordon氏はそのメリットを強調した。また、イベント駆動型のアプローチで複数コンポーネントのオーケストレーションを行うという点も、Infor Open SOAの重要な特徴になるという。
(大川 泰/Computerworld)

