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[米国]
Oracle、SOAミドルウェアとデータ統合ソフトをスイート化
買収したSunopsis/Hyperionの技術も盛り込む
(2008年02月05日)
米国Oracleは2月4日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)構築ミドルウェアおよびツールとデータ統合ソフトウェアとをパッケージングした「Oracle Data Integration Suite」を発表した。
同スイート製品は、「Oracle Data Integrator」や「Oracle/Hyperion Data Relationship Manager」、「BPEL Process Manager」と、ESB(Enterprise Service Bus)、アプリケーション・サーバ、B2Bエンジン、ビジネス・ルール・エンジンを1つにしたパッケージで、1CPU当たり6万ドルで提供されるという。
米国の調査会社Forrester Researchのアナリスト、ジェームズ・コビーラス(James Kobielus)氏は、同スイートのライバルとしてIBMのInformation Serverを挙げている。「IBMの『Information Server』に代わる信頼性の高い製品を提供するべく、Oracleが壮大な挑戦を開始した」と同氏。2006年10月にリリースされたInformation Serverは、IBMの「Information on Demand Strategy」を支える中核製品である。
Oracle Data Integration Suiteは、簡単に言えば同社のデータ統合製品とSOA製品ライン「Fusion Middleware」とを1つにしたものだ。
同スイートには、上記データ統合製品以外にも、「Oracle Data Quality for Data Integrator」および「Oracle Data Profiling」と呼ばれる、2種の新たなデータ品質ツールを追加することができる。この2つは、OracleがHarte-Hanks Trillium Softwareと共同で開発した製品である。
「Oracleもようやく、ベスト・オブ・ブリードなデータ品質ツールを持つに至った」と、Kobielus氏は語った。
同スイートには、SunopsisとHyperion Solutionsの買収から得られた成果も盛り込まれている。Sunopsisは、2006年10月に買収されたELT(Extract、Load、Transform)ツール・ベンダーだ。また、BI(ビジネス・インテリジェンス)ベンダーのHyperionも、2007年3月に33億ドルでOracleに買収された。
Kobielus氏によると、両社の技術をFusion Middlewareの中枢に組み入れることは、Oracleにとっていわば公約だったという。「同スイートは、SunopsisとHyperionのDNAを大量に有している」(Kobielus氏)
Oracleは、2007年に買収したTangosolの「Coherence Data Grid」技術や、アプリケーションおよび非構造化コンテンツ用をはじめとする多数のアダプタについても、オプションとして提供する。ただし、オプション製品の価格情報は明らかにしていない。
Kobielus氏は、真に広範なデータ統合スイートを提供しているベンダーとして、OracleのほかにIBMとSAPの2社を挙げた。「Red HatやSun Microsystemsといった、その他の大手エンタープライズ・スタック・ベンダーがこの分野でシェアを獲得したいのなら、さらなる買収を試みたほうがよい」と同氏。
Oracle Data Integration Suiteに関するマーケティング資料には、同スイートは「DB2」や「MySQL」、「SQL Server」、「Teradata」および「Oracle Database」などのデータベースに対応しており、ヘテロジニアスな環境への適応性が高いと記されている。
これを見たKobielus氏は、「Oracleが自社のデータベースをリストの最後に持ってきたのは意味ありげだ」と述べている。
(Chris Kanaracus/IDG News Service ボストン支局)
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