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[米国]
EMCとSAP、ホステッド・サービス構築に向け水面下で提携交渉
EMCの仮想化技術とSAPソフトを連携
(2008年02月15日)
英国Reutersの2月14日付けの報道によると、米国EMCとドイツのSAPが企業向けホステッド・ストレージ/アプリケーション・サービスのスイート製品を共同開発するために提携交渉を進めているという。
Reutersの報道によると、EMCの仮想化技術とSAPのソフトウェアを組み合わせたホステッド・サービスの構築を目指して両社が話し合いを進めていることを、あるSAP幹部が認めたという。このSAP幹部は、提携によって誕生するオンライン・サービスの種類やそれらの提供開始時期については、詳細を明らかにしなかった。
なお、EMCとSAPの両社は、今回の提携交渉の報道について公式なコメントを差し控えている。
SAPは昨年9月、中規模企業向けに同社初のホステッド・ソフトウェア・スイート「SAP Business ByDesign」を発表した。SAPは2010年までに同サービスを1万社に販売するという目標を掲げているが、アナリストらはこの目標を非現実的だと評している。
一方、EMCのほうは、同社ストレージ事業の一環としてSaaS型モデルを構築しようとしている。今年1月には、ホステッド・ソフトの新しい製品ライン「Fortress」の第1弾として「MozyEnterprise」を発表している。
MozyEnterpriseは、EMCが昨年9月に買収した米国Berkeley Data Systemsの技術をベースにしている。買収発表の際にEMCは、自社技術とBerkeley Data Systemsの技術を用いて、MozyEnterpriseを拡張していくと述べていた。EMC幹部はMozyEnterpriseの拡張例として、ホステッド・コンテンツ管理とセキュリティ製品を追加する計画を示唆している。
市場調査会社である米国IDCのアナリスト、ダグ・チャンドラー(Doug Chandler)氏は、Berkeley Data Systemsの買収によって、EMCは、簡略化された低コストなホステッド型ストレージを求めるエンドユーザー層に対し、訴求力を大幅に高めることができるだろうと述べた。
「MozyEnterpriseは、より多くのアプリケーションを追加できるようにするための第1ステップだ」とChandler氏は指摘する。「EMCはFortressを拡張可能にすることで、多くの機能を利用したいと考える企業にとって魅力的な製品にするつもりだ」(Chandler氏)
また、Chandler氏は、「今後はさらに多くのシステム/ストレージ・ベンダーが、EMCのような方向に向かうだろう」と言い添えた。
(Brian Fonseca/Computerworld オンライン米国版)
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