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[米国]
米国Yahoo!サイトのオンライン広告拒否ポリシー運用に「難あり」

特定のキーワードで、ガイドライン違反商品の広告が次々と表示される

(2008年04月03日)

 米国Yahoo!は、オンライン広告拒否ポリシーの運用に関して、さらに厳格な姿勢をとるべきかもしれない。Yahoo!は先ごろ、同社の検索サイト上で広告を表示させることができない商品の項目リストの整備を行った。ところが、IDG News Serviceが同サイトに対して検証を行ってみたところ、ガイドラインでは違反とされているはずのいくつかの商品が広告として表示されたのだ。

 IDG News Serviceは3月31日、Yahoo!の検索および編集ガイドラインに違反する商品/サービスの広告を表示させてしまうキーワードの例を挙げて、同社に問い合わせを行った。これらのキーワードは、Yahoo!が拒否してしかるべき対象の広告を確実に表示するものである。

 われわれが提起した、Yahoo!のガイドラインに違反する可能性の高い広告項目に関して、同社は、そのすべてがガイドラインに準拠していないわけではないと回答した。Yahoo!は不適切と判断した広告を特定せずに、違反しているものを発見した場合の手順どおり、それらを削除したとだけ述べている。

 同社から送られてきた電子メールには、「当社は常日頃から、容認できないコンテンツをはじめ、マーケットプレースや広告ポリシーの現状を審査している。また、ユーザーに適切かつ妥当な広告を提供する取り組みの中で、そのプロセスや手続きを絶えず見直している」と記されていた。Yahoo!のこうした審査は、評価スタッフの作業と自動化フィルタ機能によって成り立っている。

 IDG News Serviceが検証を行ったところ、Yahoo!の価格比較サービス「Yahoo! Shopping」では、麻黄(まおう)の商品広告の妥当性がきわめて疑わしく思われた。麻黄は、「Yahoo! Search Marketing」が作成したリストに、合法性に問題がある製品の例として掲載されている。米国連邦食品医薬品局(FDA)も、麻黄を含有するダイエット・サプリメント商品の販売を禁じている。

 それにもかかわらず、3月31日にわれわれが調べてみたところ、Yahoo! Shoppingで「Best Ephedra Products(最高の麻黄商品)」と題された広告が表示されたのだ。だが、同じキーワードで4月2日に検索したところ、問題の広告は表示されなかった。Yahoo!が「削除した」とするものの中に、麻黄商品も含まれていたのだろう。

 実は、Yahoo!が不特定多数の禁止されるべき広告を許可していることが判明したわずか2週間ほど前に、同社は広告掲載を却下するとした製品およびサービスのリストを見直し、拡充している。同リストには、煙草、学術論文執筆サービス、偽造IDおよび学位、銃器、銃弾、爆発物などが含まれているという。

 しかしながら、われわれは、ある香港のベンダーが販売するFDA非認可のHIV検査キットの広告も発見した。このような商品の広告を、Yahoo!はポリシーで禁止しているはずなのにである。なお、現在では、認可されている商品(1社のみ)も含め、これらの商品の広告はすべて取り除かれたもようだ。

 さらに、「pyramid scheme」(ネズミ講、マルチ商法)で検索してみると、いわゆるマルチレベル・マーケティング(MLM)企業の広告がいくつも表示された。こうした企業は必ずしもすべてが違法な存在というわけではないが、商品の販売に加え、会員の獲得によっても手数料が懐に入るディストリビューター会員を通じた物品販売モデルを展開している。販売行為の大部分が、末端消費者に対してではなく、ディストリビューターの間でなされている場合、そうしたMLM企業は違法なマルチ商法と認識される。

 合法のMLM企業が、「pyramid scheme」などというキーワード検索の結果とともに広告を表示することを望んでいるとは、とうてい考えられない。なお、4月1日には、「pyramid scheme」検索時に表示される広告からMLM企業のものは外され、代わりに米国Amazon.comの書籍など、同トピックに関連した商品を販売する企業の広告が表示されるようになっていた。

 Yahoo!のガイドラインは、ケーブル放送や衛星放送のスクランブル信号を解読し、そうしたサービスを無料で受けられるようにする製品の広告も禁止している。だが、われわれが3月31日に「cable descramblers」(ケーブル スクランブル信号解除)と入力して検索してみると、「Cable Pirate Boxes」(海賊版ケーブル受信機)なる大胆な名称の商品広告が表示された。もっとも、これもすでに削除されている。

 このほかIDG News Serviceは、4月1日の検証で、たばこ、模造ブランド品、警察レーダー探知機、ライフル銃弾などの広告をYahoo!サイト上で見つけている。これらはすべて、同社のガイドラインで禁止されているカテゴリに属するものだ。

(Juan Carlos Perez/IDG News Serviceマイアミ支局)






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