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[米国]
Flickr創設者がヤフーを退社――幹部の辞任相次ぐ

度重なる幹部の辞任に混乱の懸念も

(2008年06月19日)

 米国Yahoo!では幹部社員の退社が相次いでいるが、写真共有サイト「Flickr」の創設者であるカテリーナ・フェイク(Caterina Fake)氏とスチュワート・バターフィールド(Stewart Butterfield)氏の2人も、親会社のYahoo!を離れることが明らかになった。

 Fake氏とButterfield氏は夫婦で、Yahoo!が2005年3月にFlickrを買収した際、Yahoo!の社員となった。同社に加わって以来、両氏はYahoo!の技術をWeb2.0時代にふさわしく現代化することに尽力し、大きく貢献したと評価されている。

 Yahoo!広報担当者は電子メールを通じ、Fake氏が6月13日付けですでに退社、Butterfield氏は7月中に退社することを明らかにした。

 Butterfield氏はFlickrのゼネラル・マネジャーとして、またFake氏は技術開発担当シニア・ディレクターとして活躍していた。

 先週には、ネットワーク部門のエグゼクティブ・バイスプレジデントだったジェフ・ウェイナー(Jeff Weiner)氏がYahoo!を退社した。なお、同氏は今週、ベンチャー・キャピタル企業の米国Accel Partnersと米国Greylock Partnersの客員経営者に任命され、9月より正式に就任するという。

 また、Yahoo!のチーフ・データ・オフィサーおよびリサーチ&ストラテジック・データ・ソリューションズ担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めていた、ウサマ・ファイヤド(Usama Fayyad)氏も、先週でYahoo!を去った。

 さらに今年2月、Yahoo!が1,000人の社員を解雇した際にも、同社の商品戦略担当バイスプレジデントだったブラッドリー・ホロウィッツ(Bradley Horowitz)氏が退社し、Googleに移籍したことも記憶に新しい。

 IT業界では、幹部が本人の希望により、あるいは社の意向で退職することは珍しくない。しかし経営再編の最中にあるYahoo!にとって、度重なる幹部の退社は、さらなる混乱を招きかねない。

 Yahoo!はここ数年の財政難と技術的な後れを取り戻すため、過去1年半にわたり大規模なリストラを行ってきた。しかし、同社がMicrosoftからの買収申し入れに対する交渉を失敗したとして、経営陣は株主から非難を浴びている状況だ。

 Yahoo!の大株主である投資家のカール・アイカーン(Carl Icahn)氏は、8月1日に行われる次回の株主総会で現取締役を追い出すため、新役員の候補を推薦した。さらに株主側は、Yahoo!の幹部がMicrosoftとの買収交渉において、私的な利益のために株主に対する信認義務を怠ったとして、同社を告訴している。

(Juan Carlos Perez/IDG News Serviceマイアミ支局)






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