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[米国]
マイクロソフトの四半期決算、増収増益を達成するもオンライン部門は赤字
「広告費の減収が影響した」と同社
(2008年07月18日)
米国Microsoftは7月17日、2008年第4四半期(4-6月期)および2008年度通期(2007年7月-2008年6月期)の決算を発表した。それによると、第4四半期の総売上高は158億4,000万ドルで、前年同期の133億7,000万ドルから18%の増収を達成した。なお、米国Thomson Financialがまとめたアナリストの売上高予測は、156億5,000万ドルだった。
また、第4四半期の純利益は43億ドルだった。1株当たり利益は46セントで、こちらはアナリストの事前予測値、47セントをわずかに下回った。なお6月30日を末日とする2008年度通期の売上高は604億2,000万ドルで、こちらも前年同期比18%増を記録、アナリスト予測の602億4,000万ドルをやや上回る結果となった。
全体の業績は好調な一方、オンライン・サービス・ビジネス(OSB)部門は低迷した。第4四半期のOSBの売上高は、前年同期の6億7,700万ドルからやや伸びを見せ、8億3,800万ドルとなった。しかし、収益は赤字が続き、今四半期の営業損失は、昨年同期の2億1,000万ドルの倍以上となる4億8,800万ドルを計上した。
さらに2008年度通期でも、OSB部門は12億3,000万ドルの営業損失を記録し、2007年度の赤字(6億1,700万ドル)を増加させる結果となった。
Microsoftの投資家向け広報担当、コリーン・ヒーリー(Colleen Healy)氏は、決算報告の電話会見で、同社の広告プラットフォームを利用する広告主の数は、2008年度通期で28%増加したことを明らかにした。同氏は、「年間の検索クエリ数やページ・ビューも増加しているが、(出稿企業の)広告予算の縮小や、ディスプレイ広告価格の競争の激化などにより、利益につなげることができなかった」とOSB減益の理由を説明した。
同社は低迷するOSBのてこ入れのため、米国Yahoo!の検索部門の買収をねらっているが、その交渉は、あらゆる面で“難航”している。
Microsoftは今回の決算についての報告で、Windows Vistaを含む製品の需要拡大、Windows Server 2008をはじめとするサーバ関連の新製品の発売、さらにOffice 2007やゲーム機Xbox 360などの好調な売上げが増収増益を支えたと記している。なお、同社が約1年半の間に販売したWindows Vistaのライセンス数は1億8,000万本だという。ただし、その一部はWindows XPへのダウングレード権のための購入が含まれている。
なお、この決算報告の後、Microsoftの株価は6%も下落した。MicrosoftのCFO、クリス・リデル(Chris Liddell)氏は株価の低迷について、Yahoo!買収についての見通しの不透明さが要因にあることを認めつつ、「株価が好調な業績を反映していないのは残念だ」とコメントした。
一方、好調なのは、ビジネス/クライアント/サーバ&ツールの各部門である。
Officeシリーズを擁するビジネス部門は、四半期および通期で過去最高の売上高を記録し、Windows Vistaを統括するクライアント部門も、ビジネス部門に次ぐ好調な売上高となった。
ビジネス部門の第4四半期の売上高は52億6,000万ドルで、昨年同期の46億3,000万ドルを大きく上回った。また2008年度通期の売上高は、2007年度の164億ドルから189億3,000万ドルまで伸ばしている。
クライアント部門の第4四半期売上高は、前年同期の38億1,000万ドルから大幅に増加して43億7,000万ドル。通期の売上高は168億6,000万ドルで、こちらも前年の149億8,000万ドルを超えた。
(Elizabeth Montalbano/IDG News Serviceニューヨーク支局)
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