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[世界]
【携帯電話市場】世界の2005年第1四半期の出荷台数は引き続き増加
(2005年04月28日)
今年(2005年)第1四半期の大手携帯電話機メーカーの報告によると、世界の携帯電話機市場は同四半期にも力強い伸びを示した。ほとんどの大手メーカーの携帯電話機出荷台数は、前年同四半期比で2桁成長となったが、前四半期の数字を上回ったのは1社だけだった。
2005年第1四半期の出荷台数の上位3社は、従来どおりフィンランドのノキア(5380万台)、米国のモトローラ(2870万台)、韓国のサムスン電子(2450万台)の順。4位以下は、韓国のLG電子(1110万台)が一歩リードし、ドイツのシーメンス(930万台)が6位へ後退し、英国のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(940万台)は5位となっている。シーメンスは、前年同四半期(2004年第1四半期)と前四半期(2004年第4四半期)のどちらと比較しても、2桁のマイナス成長だった。
ノキアは、同四半期の世界市場は1億7000万台と推計しており、その数に基づいて、自社の市場シェアは31.6%としている。同社の全世界の出荷台数は、前年同期比20.4%増の伸びを示した。中国、アジア全般、欧州、中東、アフリカでの高成長に対し、南北アメリカでの出荷は振るわなかったが、その理由としてノキアは、旧来のTDMA (Time Division Multiple Access)方式から、より新しいGSM (Global System for Mobile Communications) およびCDMA (Code Division Multiple Access)方式への市場転換を挙げている。
この転換は、業界2位のモトローラにとってはプラスに働いた。その出荷台数は前年同期比13.4%増で、モトローラは、Razrモデルなどの複数の新しい携帯電話機がその好業績を支えたとしている。
3位のサムスン電子は、大手携帯電話機メーカーのなかで唯一、前四半期(2004年第4四半期)よりも出荷台数を伸ばしているが、それは、同社の前四半期の業績が振るわなかったせいもある。同社の出荷台数は、前年同期比21.9%増、前四半期比16.1%増だった。
大手携帯電話機メーカーのほとんどで出荷台数は増加し続けているが、すべての面ですばらしい状況というわけではない。
同市場での価格競争によって一部メーカーは価格引き下げを余儀なくされ、それが売上高や利益の減少につながっている。ソニー・エリクソンは、携帯電話機の出荷台数は6.8%増加したが、売上高は4%減少したと報告している。また、ノキアの売上高は前年同期比で11%増加したが、営業利益は16%減少した。
なお、2005年全体の見通しについて、ノキアは、世界市場での携帯電話機の年間出荷台数が7億4000万台に達すると予測しているが、サムスン電子は、それより控えめな7億台との予測を示している。
四半期ごとの携帯電話機出荷台数 (単位: 百万台)
Q1 2004 | Q2 2004 | Q3 2004 | Q4 2004 | Q1 2005 | 前年同期比の増減 (%) | 前期比の増減 (%) | |
| ノキア | 44.7 | 45.4 | 51.4 | 66.1 | 53.8 | +20.4 | -18.6 |
| モトローラ | 25.3 | 24.1 | 23.3 | 31.8 | 28.7 | +13.4 | -9.8 |
| サムスン電子 | 20.1 | 22.7 | 22.7 | 21.1 | 24.5 | +21.9 | +16.1 |
| LG電子 | 8.8 | 9.9 | 11.8 | 13.9 | 11.1 | +26.1 | -20.1 |
| ソニー・エリクソン | 8.8 | 10.4 | 10.7 | 12.6 | 9.4 | +6.8 | -25.4 |
| シーメンス | 12.8 | 10.4 | 12.7 | 13.5 | 9.3 | -27.3 | -31.1 |
(資料: 各社)
(IDG News Service)
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