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[米国/欧州]
グーグルの書籍検索サービスが欧州に拡大/図書館書籍スキャンめぐり2件めの提訴

(2005年10月20日)

 米国グーグルは今週、その書籍検索サービス「Google Print」を欧州にも拡大し、フランス、イタリア、ドイツ、オランダ、オーストリア、スイス、ベルギー、スペインの8カ国で新しいWebサイトを開設した。

 一方、Google Printの「Google Library Project」というプロジェクトでグーグルが著作権者の許しを求めずに図書館の書籍をスキャンしていることは出版社や著作者に物議を醸しており、同社を相手取った2件目の著作権侵害訴訟が今週米国で起こされた。

 米国出版者協会(AAP: The Association of American Publishers)は10月19日、協会員であるザ・マグローヒル・カンパニーズ、パーソンズ・エデュケーション、ペンギン・グループ(USA)、サイモン&シャスター、ジョン・ワイリー&サンズの5社を代表して、ニューヨーク州南部地区の米連邦地方裁判所に訴状を提出した。原告側はこの訴訟で、グーグルが著作権で保護された書籍全体をスキャンした際に著作権侵害を犯したと裁判所が認定し、著作権者の許諾無しに同社がそうした行為を行なうのを禁じる裁判所命令を出すことを求めている。

 AAP会長のパット・シュレーダー氏は同日、この提訴についての電話取材に対し、「選択の余地がなかった。誰だって有力企業を訴えたくはない。そうせずに済めばどれほど良かったことか」と語った。

 9月には、著作者協会(AG: The Authors Guild) と3人の個人著作者が、グーグルを相手取って同じような著作権侵害訴訟を起こしている。

 グーグルは8月に、出版社がどの本のスキャンを望む本と望まない本を同社に知らせることができるように、著作権で保護された図書館の書籍のスキャンを10月いっぱいまで一時中断すると表明した。グーグルの製品および知的財産問題担当首席弁護士のアリグザンダー・マギリブレー氏によると、同社では11月1日にそのスキャンを再開する予定である。 

 グーグルは、Google Printの書籍データベースを作成するために、「Google Publisher Program」と「Google Library Program」という2通りのプログラムを実施している。Google Publisher Programは出版社と提携するもので、参加する出版者がグーグルにGoogle Printに含めたい書籍のリストを渡し、グーグルまたは出版社が書籍全体のスキャンを行なう。これに対し、Google Library Programは図書館と提携するもので、グーグルがその所蔵図書のすべてまたは一部をスキャンする。

 グーグルは、8月にフランス、イタリア、ドイツ、オランダ、スペインでGoogle Publisher Programを開始したが、英国などではまだ公式に開始されていない。

 WebユーザーがGoogle Printで検索を行なうと、検索語句が見つかった書籍のページが表示される。ユーザーは同サイトからのプリントや保存を行なえない。著作権が切れた書籍は、すべてを参照できるようになっている。

(Originally reported by Nancy Gohring and China Martens, IDG News Service 10/19/2005)

続報:「Google Print」が「Google Book Search」に改称

 米国グーグルの製品マーケティング・マネジャー、ジェン・グラント氏は11月17日、書籍検索サービス「Google Print」スを「Google Book Search」と改称したことを同社のブログで明らかにした。元の名称では、オンライン印刷サービスであると勘違いするユーザーが多かったことから、誤解の余地をなくすために名称を変更したという。

(Originally reported by Nancy Gohring, IDG News Service 11/17/2005)

(IDG News Service)






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