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[米国]
米国連邦地裁、マイクロソフトにイーオラス側への特許侵害賠償金支払いを命令
(2004年01月16日)
イリノイ州北部地区の米国連邦地方裁判所の判事は1月14日、米国マイクロソフトのWebブラウザ「Internet Explorer」に使われている技術(ActiveX機能)がイーオラス・テクノロジーズとカリフォルニア大学の米国特許No.5,830,906を侵害しているとした昨年8月の陪審評決を支持し、マイクロソフトに5億2,060万ドルの賠償金の支払いを命じる判決を下した。
米国特許商標局(US PTO)は昨秋、この米国特許の認定が適切だったかどうかについて再審査を開始しているが、地裁判事は、その結果が出るまで判決を延期するよう求めていたマイクロソフトの請求を退けた。
一方、地裁判事は、特許を侵害しているとされる技術が使用されているIEのバージョンの配布を止めるようマイクロソフトに命じた差止命令の適用は、控訴の結果が出るまで待つとしている。
同社は控訴するもよう。IDG News Service記者の取材に答えた英国のマイクロソフト広報担当者によると、30日以内にそうする可能性が高いという。「控訴では勝訴できる可能性が高い。イーオラスの特許は無効であるという当社の確信は変わらず、PTOでのこの特許の再審査に意を強くしている。また、地裁判事が当社の主張の一部を受け入れ、控訴後まで差止命令の執行を延期することにしたのは喜ばしい」と同氏は述べた。
米国特許No.5,830,906でカバーされている技術は、カリフォルニア大学サンフランシスコ校で、現在イーオラス・テクノロジーズ(本社:シカゴ)の社長であるマイケル・ドイル氏が開発したもの。この特許では、「埋め込まれたプログラム・オブジェクト」、つまり、いわゆる「アプレット」や「プラグイン」と呼ばれる小型のコンピュータ・プログラムの「アクセスおよび実行を、ブラウザ・プログラムのユーザーに許すシステム」について記述している。
World Wide Webコンソシアム(W3C)のディレクター、ティム・バーナース=リー氏は昨年10月、同特許の認定自体の見直しを促す書簡を米国特許商標局に送り、その特許の主張が「World Wide Webの運用に対する経済上および技術上の多大な損害」を引き起こす可能性と、特許無効を証明する先行技術を指摘した。その直後に、異例の再審査が決定された。
(IDG News Service)
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