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[米国]
BlackBerry特許訴訟、停止命令はひとまず回避──連邦地裁の法廷審問で

(2006年02月24日)

 米国NTPが、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)の電子メール・サービス「BlackBerry」が自社特許を侵害しているとして訴えている裁判で、2月24日に連邦地裁法廷審問が行われ、ジェームズ・スペンサー判事はサービス停止命令を出さなかった。この決定により、BlackBerryユーザーの間には安堵感が広がっており、ユーザーは和解による決着に新たな期待を寄せている。

 220人のBlackBerryユーザーを抱える法律事務所アレン・マトキンスの技術担当ディレクター、フランク・ギルマン氏は、「今回の審問で、両社が和解に達するというわれわれの確信が強まった」と語った。

 また、医師や看護士など500人のBlackBerryユーザーを持つケアグループ・ヘルスケア・システムのCIO、ジョン・ハラムカ氏は、「ユーザーからは心配する声が聞かれていたが、サービス停止命令が出なかったので安心した」と述べた。

 同氏は、今回の審問の結果やここ数週間の議論の展開から、特許保有者のNTPが和解条件を緩め、RIMも訴訟の解決に取り組むと期待している。

 ガートナーのアナリスト、ケン・デュラニー氏は、和解の可能性は十分残されていると見ている。「判事は今日、和解の道を探ることを両社に強く促した。われわれがこれまで述べてきたように、和解で決着がつく可能性が最も高い」(同氏)

 デュラニー氏はまた、スペンサー判事が法廷で、RIMがNTP特許を侵害したことが陪審で認定されたことに言及したことは重要だとし、「判事は、RIMに対して、法廷で最後まで争った場合には、おとがめなしというわけにはいかないと示唆したわけだ」と解説する。

 デュラニー氏はBlackBerryユーザーに、スペンサー判事がRIMにサービス停止命令を出した場合に備えて、もう数日間は同サービスの運用に関して大きな変更を行わないようアドバイスする。停止命令が出れば、300万人以上に上る米国のBlackBerryユーザーに影響が及ぶことになる。

 なお、RIMは24日、NTPとの特許訴訟で争点となっている9件の特許の中で、米国特許商標局(PTO)で最後に再審査されていたものが却下されたとの通知をPTOから受け取ったことを明らかにした。

 スペンサー判事は、これまでのところ、PTOによる特許の再審査結果について、RIMとNTPの審理では考慮に入れていないと述べている。またNTPは、PTOの判断に対して不服申し立てを行う意向を示している。こうした不服申し立ての審理には3年もの期間を要する可能性があるという。

(Computerworld オンライン米国版)






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