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[米国]
[続報]サンのマクニーリ氏がCEOを辞任
Update

(2006年04月25日)

米国サン・マイクロシステムズの会長、スコット・マクニーリ氏

 スコット・マクニーリ氏が4月24日付で、過去22年間務めてきた米国サン・マイクロシステムズのCEOを辞任し、同社の社長兼COOを務めてきたジョナサン・シュワルツ氏が、取締役会によってCEOに選任された。マクニーリ氏は会長にとどまる。サンは同日、赤字の四半期決算を発表した。

 サンの2006年度第3四半期(2006年3月26日締め)の売上高は、前年同期比21%増の31億7,700万ドル。最近の米国ストレージ・テクノロジー買収も増収の一因になっている。同四半期の純損失は2億1,700万ドル、1株当たり6セント。ただし、買収関係費8,700万ドルと、株式報酬費やリストラ関係費など9,300万ドルが支出として計上されており、その影響が約5セント程度あるという。ちなみに、前年同期の純損失は2,800万ドル、1株当たり1セントだった。

 サンは、ドットコム・バブル終焉後の大幅な売上げの落ち込みから回復できておらず、過去5年間の四半期決算は、赤字か、黒字でもほぼ収支トントンの状態が続いてきた。最近数週間前から、同社でなんらかの刷新が行われるとの観測が高まっていた。

<以降続報>

 四半期決算についての証券アナリスト向けの電話会見でマクニーリ氏は、CEO辞任は、同氏自身の決断を取締役会が支持したことで決定したと語った。

 同氏によると、1996年のソフトウェア・ベンダー、ライトハウス・デザインの買収によってサンに移籍したシュワルツ氏は以前からCEOを引き継ぐべくキャリアを積んできた。すでに経営立て直しに向けた戦略的な布石をいくつも打ち、ついに手綱を引き渡す時が来たと判断したという。

米国サン・マイクロシステムズのCEOに就任したジョナサン・シュワルツ氏

 サンは実際、過去数年間に大きな戦略的な転換をいくつか断行した。それには、マイクロソフトとの長年の法廷闘争の和解による終結、Solaris OSのオープンソース・ライセンスによる提供、UltraSPARCプロセッサ開発の富士通への移管、米国AMDのプロセッサを採用したコモディティ・サーバ/ワークステーションの提供開始、新しい低電力のマルチスレッド処理サーバ製品ライン「CoolThreads」の投入などが含まれる。

 「バブル直後の業績悪化の局面で経営を引き渡すつもりはなかった。だが、ようやく業績を安定させることができ、前四半期は(売上高で)すばらしい成長を記録した」(マクニーリ氏)

 米国イルミネータのアナリスト、ゴードン・ハフ氏は、マクニーリ氏の退陣はあと1〜2年先かと思っていたが、今回の辞任は理にかなった動きかもしれないと感想を述べる。「現職にとどまったとしても、さらに実現できることはわずかだと判断したのだろう」

 サンのある従業員は、「(シュワルツ氏は)もう1年半ほど前からすでにCEOを代行する役割を果たしており、正式にCEOになることで、役割がはっきりする」と評価している。また、別の従業員は、「(シュワルツ氏は)スコットが当社で長年やってきたことを継承していくだろう。彼らは多くの点で似ている」と語っている。

 マクニーリ氏は、最近の戦略的変更の多くはシュワルツ氏の功績だとしている。

 新CEOがこの先取り組まなければならない最も重要な課題は、会社の運営に関することだ。証券アナリストが人員削減の計画について質問したのに対し、シュワルツ氏は、現会計年度の終わりまでの今後60日間かけて、同社の組織が成長を促す体制になっているかどうかを見極め、すべての企業資源の総合的な見直しに取り組んでいくと回答した。

 サンの従業員たちは、こうした組織再編に伴って、今後1年間に全従業員(3万8,000人近く)のうち10〜15%が削減されるのではないかと予想している。

 なお、マクニーリ氏は今後、官公庁市場および学術研究市場での営業活動や、提携パートナーとの関係強化に向けた活動に軸足を移し、米国内の官公庁にサンの製品を販売する子会社サン・フェデラルの会長にも就任するという。

(ロバート・マクミラン/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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