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[米国]
特許商標局、フォージェントのJPEG特許を一部却下
(2006年05月30日)
米国特許商標局(USPTO)は5月25日、知的財産会社の米国フォージェント・ネットワークスが保有する47件の特許のうち19件の請求項を却下した。同社はこれまで、これらの特許に基づいてデジタル画像形式「JPEG」のライセンシング権を主張してきた。
特許商標局は、非営利の特許監視団体であるPUBPAT(Public Patent Foundation)の要請を受けて、フォージェントの特許を再審査した。PUBPATはフォージェントの特許の正当性を覆す先行技術を発見したことを発表していた。
PUBPATは、今回の特許商標局の決定によってフォージェントが持つ特許の中で最も広範囲な請求項が却下されるとして、勝利を主張。取り消される請求項の中には「使用データ量を減らすデジタル信号処理方法」を記述したものが含まれていた。
もっとも、フォージェント側も特許商標局が同社の過半数の請求項を維持したことに満足している様子だ。同社は「却下された請求項については再審査を要請し、正当性を主張していく」との声明を出している。
今回、問題とされた特許は、通称「672特許」(米国特許番号「4,698,672」)として知られる。これは、頻繁に出現するコード文字列をより短いコード文字列に置き換えるデータ圧縮技術であり、フォージェントは、同技術がデジタル・カメラなど多数の製品で使用されるJPEG形式に採用されていると説明している。
フォージェントは現在、同技術のライセンシング契約を確保するために、米国アップルコンピュータ、米国イーストマン・コダック、米国マイクロソフトなど、約30社の企業を相手取って係争中だ。フォージェントはこれまで提訴した十数社の企業とライセンシング契約を結び、およそ1億500万ドルの収益を生み出したとしている。
フォージェントの特許は、特許商標局のWebサイトで特許番号を検索することにより参照することができる。
また、PUBPATのWebサイトには、特許商標局の決定に関する文書がPDFで掲載されている。
一方、マイクロソフトは、先週開催された開発者向けの年次コンファレンス「WinHEC(Windows Hardware Engineering Conference)2006」(5月23〜25日)で、新しいデジタル画像形式「Windows Media Photo」を発表した。同社によると、Windows Media Photo形式は、より高い圧縮率でより多くの画像情報を保存できるという。
同技術はWindows Vistaに組み込まれるほか、Windows XPでもソフトウェア・アドオンとしてサポートする予定となっている。なお、同社がJPEGの代替技術としてWindows Media Photoを推進するかどうかは不明だ。
(ジェームズ・ニコライ/IDG News Service パリ支局)
- 米国特許商標局(USPTO)
- http://www.uspto.gov/
- 米国PUBPAT(Public Patent Foundation)
- http://www.pubpat.org/
- 米国フォージェント・ネットワークス
- http://www.forgent.com/


