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[米国]
ビデオ会議システムで病院内の医療通訳業務を効率化──サンフランシスコの2病院

(2006年05月31日)

 米国サンフランシスコの2つの公立病院が、医療通訳業務の効率化に向けビデオ会議システムを活用している。これらの病院では、患者たちの話す言語が35種類にも及んでおり、同システムが重要な役割を果たしているという。

 アラメダ郡医療センターとサンフランシスコ総合病院では、半数以上の患者が英語に堪能でないため、両病院とも、院内に通訳者を雇って医師の指示や投薬計画を正しく説明し、用法が守られるようにしている。

 両病院は、通訳サービスの提供範囲を離れた施設にも拡大すべく、150万ドルの補助金を投じ、Video Medical Interpretation(VMI)プロジェクトに着手した。同プロジェクトの下、院内にネットワーク機器とビデオ会議用カメラおよびモニタが設置され、その結果、移動時間と待ち時間が短縮され、通訳者が患者1人当たりにかける時間を半分に短縮できたという。

 アラメダ郡医療センターによれば、通訳者が患者1人当たりに費やす平均時間はVMIプロジェクトの導入前の37分から、導入後には17分に短縮されたという。これを年間の人件費に換算すると、約42万ドルに相当するという。

 VMIプロジェクトのシステムは、シスコ・システムズのルータ、スイッチ、IP電話のほか、コールセンター用のソフトウェア「Cisco Call Manager」で構成されている。ビデオ会議技術には、タンバーグの「Tandberg 1000-MXP」システムが採用されている。Tandberg 1000 MXPは車輪付きのため病室間を簡単に移動でき、その12インチ・スクリーンには、スピーカー、カメラ、マイクが装備されている。

 なお、アラメダ病院は2003年、サンフランシスコ総合病院は2005年にVMIシステムの使用を開始した。

(マット・ハンブレン/Computerworld オンライン米国版)






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