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[米国]
Wikipediaの創設者、政治問題を論じ合う参加型サイトを開設

(2006年07月07日)

 インターネット上のフリー百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」の創設者、ジミー・ウェールズ氏が7月4日、政治問題を扱うウィキ・サイト「Campaigns Wikia」を開設した。

 新サイトの先頭ページには、「政治がより知的なものになり、民主主義が本当に万人のものになる時がきた。放送媒体は、何を考えたらいいかを(一方的に)告げるだけで、参加させてはくれない。今こそ、自分たちが必要としていること、関心を持っていること、そして広く伝えたいことに焦点を合わせるべき時だ」と書かれている。

 ウェールズ氏は、Campaigns Wikiaサイトに掲載されている設立趣意説明文書の中で、さまざまな政治的意見を持つ人が1カ所に集まって知的な論争を行えるようにすることが、同サイトの目標だと説明している。

 また、ウェールズ氏は、現在の政治運動について、政治問題が生活にどのように影響するのかを一般人に理解させたり関心を持たせたりすることよりも、テレビでのイメージや引用されやすいコメントのしかたなどに重点が置かれていると批判したうえで、放送がそうした状況を招来したように、「ブログやウィキといった一般市民参加型の新しい媒体が新しい政治の時代を切り開く」としている。

 「参加型の媒体は参加型の政治をもたらすだろう。将来、政治に関心を持つ市民が参加する本物のコミュニティの形成・拡張によって真に参加型の選挙活動を行った候補者が勝利するようになる」(ウェールズ氏)

 Campaigns Wikiaの先頭ページにリストされている政治問題には、テロ、デジタル著作権、同性愛者の結婚、公的医療保障などがある。

 ウェールズ氏は、Campaigns Wikiaに関する自分の目標は非現実的と見なされるかもしれないとしながらも、Wikipediaが、2001年1月に開設されて以来、目覚しい成長を遂げたのと同様に発展していくと期待している。

 Wikipediaはウィキメディア・ファウンデーションが運営している最大のプロジェクトで、ほぼ有志によって記事が執筆・編集されている。今年(2006年)3月の時点で英語版の記事は100万件に達している。また、すでに125言語のバージョンが存在し、約330万件の記事が掲載されているという。

(グラント・グロス/IDG News Service ワシントン支局)






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