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[米国]
ノベルとデルにナスダックが上場廃止を警告
(2006年09月22日)
米国ノベルは9月21日、米国証券取引委員会(SEC)に対する最新の四半期決算報告書の提出が遅れているという理由で、ナスダック証券取引所から上場廃止の警告を受けたことを認めた。
ノベルは20日、この警告に異議を申し立てるとともに、ナスダック上場資格審査委員会での聴聞を求める方針を示した。委員会がノベルの申し立てを審査している間、上場廃止手続きは自動的に停止される。ナスダックは上場継続を保証する条件として、決算報告書を所定の期限にSECに提出するよう求めている。
ノベルは、同社の2006年度第3四半期(5-7月期)決算のフォーム10-Q報告書を今月初めSECに提出することになっていた。
しかし同社は、従業員に対するストックオプションの提供について同社が自発的に行っている社内審査の結果が出るのを待っているため、報告書の提出が遅れると先週発表した。
同社は、社内審査が終わりしだい、10-Qを提出するとしているが、審査がいつ終わるのか明らかにしていない。また同社によると、審査の結果しだいでは、決算報告の再提出が必要になる可能性もあるという。
10-Qの提出が遅れた結果、社債の発行に関する契約書の条項を巡り、ノベルとウェルズ・ファーゴ銀行の間で対立が生じている。ウェルズ・ファーゴは、2024年に満期を迎える0.50%の上位転換社債6億ドル分の受託銀行となっている。
ウェルズ・ファーゴは、予定の期日から5日以内に10-Q報告書をSECに提出するという契約書の条項をノベルが履行しなかったと主張している。これに対してノベルは、報告書提出後15日以内に、SECに提出した報告書すべてのコピーをウェルズ・ファーゴに渡すというのが契約書の要件であるという反論を9月20日に行った。
ノベルはこの日出した声明の中で、「当社が契約書の義務を履行できなかったとは考えていない。このため当社は、契約不履行に関する上述の通知は、効力がなく、利益もないと確信している」と主張している。
ナスダック市場で苦しい立場に立たされているITベンダーは、ノベルだけではない。
デルも、書類提出要件に従っていないという9月15日付けの通知書をナスダックから受け取っており、やはり上場資格審査委員会の聴聞を求める方針であると9月21日に表明した。
デルは、2006年8月4日を期末とする四半期決算に関する最新の10-Q報告書をまだ提出していない。同社は、会計と決算報告に関するSECの略式調査で疑問が提起されたため、10-Qを提出することができなくなったと説明している。
デルに対してはSECの調査と同社監査委員会による内部調査が行われているほか、ニューヨーク南部地区米連邦検事も、2002年から現在までの決算報告関連文書の提出をデルに求めている。
ナスダック上場資格審査委員会がデルについて審査している間、同社の株式は上場が継続される。
(チャイナ・マーテンス/IDG News Serviceボストン支局)



