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[中国]
中国で『スーパーマン・リターンズ』のDVD正規版を先行発売。狙いは海賊版対策
(2006年09月29日)
米国ワーナー・ブラザーズ・エンターテインメントは9月28日、傘下のワーナー・ホーム・ビデオと中国のチャイナ・オーディオ・ビデオ(CAV)の合弁会社、CAVワーナー・ホーム・エンターテインメントを通じて、映画『スーパーマン・リターンズ』の標準中国語版のDVDを中国全土の8,000以上の小売店で発売開始した。世界の他地域での発売予定より、少なくとも2カ月先行しての発売だ。
米国ワーナー・ブラザーズ・エンターテインメントは9月28日、傘下のワーナー・ホーム・ビデオと中国のチャイナ・オーディオ・ビデオ(CAV)の合弁会社、CAVワーナー・ホーム・エンターテインメントを通じて、映画『スーパーマン・リターンズ』の標準中国語版のDVDを中国全土の8,000以上の小売店で発売開始した。世界の他地域での発売予定より、少なくとも2カ月先行しての発売だ。
先行発売の狙いは、中国内外での違法コピーを阻止することにある。中国の多くの地域では、DVDの正規版の流通は限られているか、まったく行われておらず、消費者は正規の商品を購入しようとしてもなかなか購入できないのが現状だ。
同DVDは、2種類のバージョンが用意されており、価格はそれぞれ14人民元(約1.77米国ドル)と22人民元(約2.78米国ドル)となっている。これらの価格は海賊版の相場よりもまだ40%程度高い。だがCAVは、正規版を通常より安価な価格設定で中国内に広く流通させることで、少なくとも消費者に選択肢を提供できると考えている。CAVは、DVDの2種類のバージョンの違いを明らかにしていないが、両バージョンとも違法コピーを防ぐためにデータの暗号化がなされていると述べている。
CAVはまた、10月25日まで実施中の「海賊版撲滅100日キャンペーン」など、中国政府が進める違法コピー対策に一定の評価を与えている。
「ワーナー・ホーム・ビデオは、米国の映画業界のよい先例となりそうな取り組みを打ち出した」と北京に本拠を置くメディア・コンサルタント会社ウルフ・グループ・アジアのCEO、デビッド・ウルフ氏は語る。「ワーナーは、中国の海賊版問題への対策を太平洋問題調査会(IPR)のロビイストや弁護士にばかり頼るのではなく、大規模な流通チャネルと積極的なマーケティングにより、合法的ホーム・ビデオの市場作りに動き出している」
スーパーマン・リターンズのWebサイトには、DVDの発売日は掲載されていない。また、米国アマゾン・ドットコムやバーンズ&ノーブルのメイン・サイトでは、同映画のDVDの予約注文を受け付けていない。ワーナー・ホーム・ビデオに問い合わせたところ、中国以外の地域での発売日情報は得られなかった。
(スティーブン・シュワンカート/IDG News Service 北京支局)
- 米国ワーナー・ブラザーズ・エンターテインメント
- http://www.warnerbros.com/
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