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[ロシア]
ロシア政府、楽曲販売サイト「AllofMP3.com」の閉鎖を決定

(2006年11月30日)

 ロシア政府は11月29日、米国政府の要求に応じて、ロシアの楽曲販売サイト「Allofmp3.com」を閉鎖させることについて合意した。米国当局は音楽作品の著作権を侵害する行為に対抗するため、有名な同サイトを閉鎖させたいと要望していた。ロシア当局には、この件を解決することで、同国が世界貿易機関(WTO)に加盟するチャンスが増えるという判断もあったようだ。

Allofmp3.comサイトの画面。11月30日現在、同サイトは運営を続けている

 また、ロシア政府はAllofmp3.com以外にも、USTR(米国通商代表部)のWebサイトにある文書に従って、著作権を侵害しているWebサイトを閉鎖させる意向だ。

 今回、両国の政府は、著作権を侵害しているサイトを撲滅していくことで、著作権の海賊行為と戦っていくことについて合意に至った。そうしたサイトの典型例として挙げられたのが、最も有名なAllofmp3.comであった。

 Allofmp3.comはこれまで幾度となく批判を受けながらも、サイト運営を続けてきた。英国に本拠を置く国際レコード産業連盟(IFPI)をはじめとする著作権問題を扱う団体は、数回にわたって同サイトを訴えている。USTRのスーザン・シュワブ氏はかねてより、「Allofmp3.comのようなサイトが存続するかぎり、ロシアはWTOに絶対に加盟できない」という見解を示していた。

 一方、Allofmp3.comの運営団体は、同サイトが違法であるという指摘を一貫して否定してきた。彼らは、ロシアのマルチメディア/インターネット協会に定められた著作権使用料を支払っていると主張している。しかし、同協会が徴収した著作権使用料は、ロシア国内のアーティストや版元のレーベル会社には還元されているようだが、同サイトで扱っている同国以外の音楽CDの製作元には、著作権料がまったく支払われていない。

 今回、ロシア政府によって下されたAllofmp3.comの閉鎖決定は、世界中で論議を呼びそうだ。ちなみに、同サイトの楽曲の販売価格は、アップルコンピュータの「iTunes Store」に代表される他の楽曲販売サイトの価格の約10分の1である。

(ジェリーン・ドーロン/WebWereldオランダ版)






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