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[国内]
【ミック研調査】
国内の組み込みシステム市場、技術者不足がますます深刻に
(2006年12月14日)
ミック経済研究所は12月14日、国内エンベデッド(組み込み)システム・ソリューション市場に関する調査結果を明らかにした。それによると、主要ベンダー46社の2005年度実績の売上高が前年比114.2%だったのに対し、社内および協力会社を含む技術開発要員のリソースは前年比102.8%にとどまっており、今後もリソース不足が続く見通しという。
今回の調査結果は、同市場の動向や人的リソース(ソフトウェア開発技術者)の不足について、エンベデッド・システム関連の主要ベンダー46社の個別調査と56社のトレンド調査を基に集計・分析したもの。
ミック研では、同市場でのリソース不足の対策について、単に人を増やすだけでなく、人材育成、外注化、品質管理、プロジェクト管理、技術開発など、総合的に対応していく必要があると分析している。
人材育成について見ると、スキル標準の体系として組込みスキル標準「ETSS」を導入しているベンダーが26%、ETSSベースで人材育成の仕組みを変更中のベンダーが39%という結果となった。
「本格的に人材育成に取り組むベンダーの姿勢が顕著に表れているが、スキル・レベルを客観的に評価する仕組みについては不十分であり、今後の課題である」(ミック研)
外注化に関しては、協力会社の技術者数の推移を調査した結果、国内協力会社の技術者数が前年比4%増にとどまっているのに対して、海外協力会社の技術者は58.9%増となっている。外注化は今後ますます増加することが予想され、とりわけ海外委託(オフショア)開発が増加するとしている。
品質/プロジェクト管理については、関連の標準/指標への準拠に関する調査を実施している。その結果、ソフトウェア開発の組織の能力成熟度を測るための指標「CMM(Capability Maturity Model)/CMMI(Capability Maturity Model Integration)」のレベル3以上を取得しているベンダーは39%、ISO9001を取得しているベンダーは8%、プロジェクト管理に関する知識体系「PMBOK(Project Management Body of Knowledge)」を活用しているベンダーは64%であった。
開発に関しては、制約条件が多く個人の技量に依存する傾向にあるが、ベンダーは品質/プロジェクト管理に国際規格を取り入れることで、ソフトウェア開発量の増大に組織的に対応していこうとする姿勢を見せているという。
「技術面においては、端末や機種が変化しても一からソフトウェアを開発しないで済むようにするプラットフォームの開発や、プログラミングの自動化といった開発環境の整備が課題とされる」(ミック研)
ちなみに、経済産業省が2006年6月に発表した『2006年版 組込みソフトウェア産業実態調査報告書』でも、組み込みソフトウェア産業の技術者の不足数は前年度の7万1,000人から32%増加し、9万4,000人になったと報告されている。
| 調査企業46社のリソース(ソフトウェア開発技術者)の実態 |
(Computerworld.jp)
- ミック経済研究所
- http://www.mic-r.co.jp/
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