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[米国]
Wikipediaの創始者、新検索エンジンの開発に意欲──ヤフー、グーグルに対抗

(2006年12月27日)

 Wikipediaの創始者であるジミー・ウェールズ氏は12月23日、グーグルやヤフーに対抗できる新しい検索エンジンを開発中であることを明らかにした。

ジミー・ウェールズ氏がWikiaについて語ったwebサイト
http://search.wikia.com/wiki/Main_Page

 2001年1月に開始されたWikipediaは、利用者が自由に執筆/編集できるオンライン百科事典である。「Wiki」によって項目を自由に追加できることから急速に普及した。Wikiとは、Webブラウザを利用してWebサーバ上のハイパーテキスト文書を書き換えるシステムのことだ。

 Wikipediaの運営費は、利用者の寄付によって賄われている。Wikipediaを運営するWikipedia財団は、今年11月21日に初の財務報告書を提出し、6月30日を末日とする2007年度の資産として100万ドル以上を計上した。

 今回、新検索エンジンの開発を明らかにしたウェールズ氏は、Wikipediaの創始者であり、今年10月までWikipedia財団の理事長を務めた人物だ。

 ウェールズ氏がオンライン投稿で明らかにしたところによると、「Wikia」(開発コード名)と呼ばれる新しい検索エンジンは、オープンソースの検索エンジンである「Nutch」と「Lucene」を基盤とし、グーグルやヤフーなどの商業用検索エンジンとは一線を画するものになるという。

 ウェールズ氏は投稿の中で、既存の検索エンジンを「自由、コミュニティ、説明責任、そして透明性のすべてが欠けている」と批判。同氏が開発する検索エンジンは、その状況を打破するものであり、アルゴリズムにできない処理を人間の知力で補うものだとしている。

 ただし現時点では、Wikiaの検索システムやアルゴリズムは公表されていない。また、同氏はWikipedia Communityのメンバーに対し、検索エンジンの設計/開発に参加するように呼びかけている。

 なお、Wikipedia財団は、今回のウェールズ氏の活動について一切無関係だとしている。

(ロバート・マリンズ/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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