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[米国]
モトローラ、四半期決算で収益急落──従業員3,500人を削減へ
(2007年01月22日)
米国モトローラは1月19日、全世界で3,500名の従業員を削減する方針を明らかにした。四半期決算で過去最高の売上高を記録したものの、48%の減益を計上したことから、利益率を改善することが急務だとしている。
モトローラは、フィンランドのノキアに次ぐ世界第2位の携帯端末ベンダーで、2006年第4四半期(10-12月期)における携帯端末の販売台数は6,570万台に達し、前年同期比で47%増を記録した。これにより、同四半期の売上高は前年同期の100億4,000万ドルから117億9,000万ドルに伸び、トムソン・ファイナンシャルがまとめたアナリスト予測を上回った。
しかし、同四半期の利益は前年同期の12億ドルから6億2,400万ドルへと急落。1株当たりの利益はアナリストの予測どおり25セントだった(前年同期は47セント)。
これを受けて、モトローラのCEO(最高経営責任者)であるエド・ザンダー氏は、同日行われたアナリストとの会見で、「利益率を上げるため、7万人の従業員のうち、3,500人を削減する。これにより、原価構成は4億ドル下がる見込みだ」と述べた。さらに、中間管理職の一部を廃止することで、「会社をフラット化する」(同氏)という。人員削減の具体的な内容は、ネットワーク/エンタープライズ事業部の再編と、モトローラが最近買収したシンボル・テクノロジーズおよびグッド・テクノロジーでの総務/会計職の重複解消である。
モトローラの広報担当者であるジェニファー・ワイラウフエリクソン氏によると、人員削減は全世界のオフィスの職員を対象とし、2007年上半期中に実施する予定だという。
モトローラは昨年9月、バーコード・スキャナ・メーカーのシンボル・テクノロジーズを39億ドルで買収することで合意した。また、同年11月には、モバイル向け電子メール・ソフトの開発会社であるグッド・テクノロジーを買収すると発表している。両社の買収によって従業員が約8,000人増加したことから、「今回の措置は従業員数を一定に保つ措置だ」とザンダー氏は会見で述べている。
モトローラの売上高が過去最高を記録したのは、「Razr」と「Krzr」の2つの携帯電話と、「Q」スマートフォンの販売が好調だったことが大きい。これらの製品により、同社モバイル・デバイス・グループの売上高は78億ドルとなり、前年同期比で19%増加した。また、政府/救急職員向けの双方向無線を開発しているネットワーク/エンタープライズ事業部の売上高も30億ドルに上り、前年同期比6%増となった。
一方、コネクテッド・ホーム事業部のデジタル・ビデオ・セットトップ・ボックスとケーブル・モデムの売上高は9億8,000万ドルとなり、前年同期比39%増の大幅な伸びを示したが、事業部の中では売上高が最も少なかった。
ザンダー氏によれば、同社にとって利益を見込める最も有望な分野はモバイル・コミュニケーションだという。同氏は、1月初旬に米国ラスベガスで開催された「2007 International CES」を例にとり、「モバイル・コミュニケーションのすばらしい世界が今まさに始まりつつある」と強調した。
(ベン・エームズ/IDG News Service ボストン支局)
- 米国モトローラ
- http://www.motorola.com/
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