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[米国]
サン、5四半期連続赤字から黒字転換へ――AMDチップ搭載サーバの好調で
(2007年01月24日)
米国サン・マイクロシステムズは1月23日、2007会計年度の第2四半期(12月31日締め)決算を発表。5四半期ぶりに黒字に転換したことを明らかにした。売上高で前年同期比7%増の35億6,600万ドル、純利益で1億2,600万ドル(1株当たり3セント)を記録し、トムソン・フィナンシャルのアナリスト平均予測(売上高35億2,000万ドル、1株当たり利益1セント)を上回った。
サンは前年同期に売上高33億3,700万ドル、純損失2億2,300万ドル(1株当たり7セント)、2007会計年度第1四半期には売上高31億8,900万ドル、純損失5,600万ドル(1株当たり2セント)を計上していた。
黒字転換の理由について、同社は、AMDプロセッサを搭載したx64サーバ製品の販売が好調だったことと、同社のOS「Solaris 10」の普及が進んだことを挙げた。
また同社は、プライベート・エクイティ会社コールバーグ・クラビス・ロバーツの上場ファンドであるKKRプライベート・エクイティ・インベスターズLPから、7億ドルの出資を受けることも明らかにした。KKRはサンの取締役会に役員を派遣する予定という。
サンのCEO、ジョナサン・シュワルツ氏は、KKRの出資について、投資アナリスト向けのコンファレンス・コールの中で、「今後のビジネス・チャンスに備えてのものだ」と説明した。サンには26億ドルの手持ち資金があり、必ずしも出資を必要としていない。同氏はこの資金を「戦略的投資と今後の成長のために使う」と述べたが、具体的な内容は明かさなかった。
KKRは、多くの投資先企業に対してLBO(レバレッジド・バイアウト)を仕掛けているが、サンの財務担当副社長、ブレット・シェイファー氏は、KKRの出資は買収にかかわるものではないと説明している。
今回の決算発表は、サンとインテルがエンタープライズ分野での戦略提携を発表した翌日に行われた。サンは6月末までにリリース予定のデュアルプロセッサ「Xeon」を含むインテル・プロセッサを搭載したサーバとワークステーションを開発する計画だ。
また、インテルもサンのSolaris OSをプロモートすることに合意している。サンは2003年にAMDの「Opteron」プロセッサを採用して以来、インテルのプロセッサ製品を購入していなかった。なお、同社は自社開発のプロセッサ「SPARC」と「UltraSPARC」の提供も引き続き行っている。
サンは、2006年4月にスコット・マクニーリ氏からCEO職を引き継いだシュワルツ氏の下で、大規模なリストラを進め、従業員5,000人の削減を断行するとともに、ストレージ・テクノロジーを買収しストレージ・ビジネスに足場を築いた。
IDCの調査リポートによると、サンは最近、サーバの売上げを伸ばしており、2006年第3四半期には前年同期比15.8%増という大幅な伸びを記録している。
シュワルツ氏は、「第2四半期の財務実績は、当社の戦略と施策が功を奏していることを示すものだ」と強調した。
その一方で、サンは第3四半期の予想を下方修正し、第2四半期に比べ3〜5%の減収となる見通しも明らかにしている。同社CFOのマイク・リーマン氏は、「第3四半期は(例年どおり)季節的に難しい時期だ」と説明した。
このニュースを受けてサンの株価は急騰し、時間外取引で46セント高の6.13ドルに上昇した。
(ロバート・マリンズ/IDG News Service サンフランシスコ支局)
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