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[世界]
【IDC調査】
2006年の世界RDBMS市場、オラクルが売上げを伸ばしトップを堅持
2位IBMとの差は拡大傾向に
(2007年04月27日)
調査会社IDCが4月25日に発表したRDBMS市場調査リポート(速報値)によると、2006年もオラクルが相変わらずの強さを見せ、売上高トップを堅持した。2位のIBMも売上げを伸ばしたが、オラクルとの差は広がる傾向にある。
昨年、「Oracle Database」の売上高は全世界で73億ドルに達した。これは、165億ドル規模のRDBMS市場で44.4%を占める計算だ。IDCのアナリスト、カール・オラフソン氏は同リポートで、「オラクルは、Oracle Database 10g R2の好評と主要オプションの成功に支えられて独走を続けている」と述べている。
「DB2」を擁するIBMは、35億ドルの売上高で2位につけ、前年比(2005年比)11.9%増を果たしたが、オラクルの同14.7%増には及ばなかった。オラクルの伸び率は市場全体(14.3%)をも上回っている。IBMの金額シェアは2005年の21.6%から21.2%へと微減した。
なお、IBMは25日、同社ミッドレンジ・サーバ「System i」でオープンソースのRDBMS「MySQL」を正式サポートすると発表している。
3位のマイクロソフトは前年比25%増の31億ドルで、オラクルの伸び率を上回った。金額シェアも18.6%に伸ばし、IBMとの差を縮めつつある。
4位のサイベースと5位のNCR(テラデータ部門。NCRは今年1月にテラデータを分社化すると発表)も売上げを増やしたが、伸び率は市場全体よりも低かった。
IDCのリポートで「その他」の分類に含まれるのは、マイエスキューエル、PostgreSQLグローバル・ディベロップメント・グループ、イングレスなどだ。これら「その他」の売上高は16億ドルだったが、その金額シェアは2005年の10.7%から9.9%に低下した。
IDCの注記によると、売上高の数字には中核製品が含まれるが、ベンダーが単体オプションとして販売する機能は含まれていないという。したがって、甲乙つけがたいベンダー同士の僅差の比較は難しい。
加えてIDCは、売上高の大部分を占めると思われるメンテナンスとサブスクリプションの収益の内訳を示していない。メンテナンスとサブスクリプションの売上高は、RDBMSライセンスの売上げの伸び率を隠してしまう可能性が高い。一方、ライセンスの売上高は将来のメンテナンスとサブスクリプションの売上高を増やす可能性がある。
オラクルのデータベース製品管理担当バイスプレジデント、マーク・タウンゼンド氏は、同社の売上高がIBMの倍以上であることを「驚くに値しない」と前置きしたうえで、DB2のシェアは今後低下するとの分析を示した。「IBMは徐々にフェードアウトしている。当社とマイクロソフトのRDBMSがDB2のシェアを奪っている」
また、オラクルの顧客の3分の1(インターナショナル・オラクル・ユーザーズ・グループ調べ)が使用しているMySQLについても、タウンゼンド氏は脅威ではないと退けた。
「公園にある街の無料自転車と、お金を払って購入した自動車とを比べるようなものだ。MySQLは商用RDBMSと同じリーグでプレーしていない。確かにMySQLがたくさん使われているのを目にするが、それは『Microsoft Access』の代替にすぎない。MySQLは当分の間、“その他”のカテゴリーのままだろう」(タウンゼンド氏)
(エリック・レイ/Computerworld オンライン米国版)
- 米国IDC
- http://www.idc.com/
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