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[米国]
グーグル、700MHz無線周波数帯の競売参加に意欲

同周波数帯のオークション・システムを構築?

(2007年05月25日)

 米国グーグルが、来年実施される700MHz無線周波数帯の競売への参加に意欲を見せている。同社は、落札した場合の対応について明らかにしていないが、同周波数帯を競売対象とするオークション・システムの構築を検討しているようだ。

 グーグルの電気通信/メディア担当顧問、リチャード・ホウィット氏は5月22日、米国連邦通信委員会(FCC)が実施する周波数帯の競売への参加を同社が前向きに検討していると語った。「事業免許取得者として競売に参加する可能性を排除するものではない」と同氏は述べている。

 同氏が言う競売とは、来年行われると見られる700MHz無線周波数帯の競売を指している。米国では、同周波数帯はこれまでテレビ局が使っていたが、デジタル・テレビ放送への移行に伴い空くことになった。

 700MHzの周波数帯は、到達距離の長い信号を送信できることが特徴だ。そのため、無線ネットワーク構築コストの節減という点で有利だと見られている。

 グーグルが同周波数帯を手に入れれば、同社がネットワークを構築し、無線サービスを直接ユーザーに提供することが可能になる。だが、ホウィット氏は落札に成功した場合の対応について詳細を明らかにしなかった。

 グーグルが同周波数帯を落札したとしても、他のサービス・プロバイダーに使わせる可能性もある。というのも、グーグルは5月21日にFCCに対して、落札者(つまりグーグル)が周波数帯のオークション・システムを構築し、その利用権を巡るオークションに第三者を参加させることが可能かどうかを、文書を通じて問い合わせているからだ。

 こうしたシステムは同社のAdWordsに酷似している。AdWordsは、検索ワードに連動した形で広告を表示するオンライン広告システムである。ホウィット氏は、「FCCによる競売に参加するかどうかは、この種のプラットフォームを構築する価値をどう判断するかにかかっている」と語った。

 グーグルは、ヤフーやマイクロソフトなどと同様、モバイル・インターネットに強い関心を持っている。各社とも、モバイル・インターネットでの広告サービスが大きな収入につながると確信しているからだ。

 しかし、これまでグーグルは、無線ネットワークを管理する事業者との連携が難しいうえ、多種多様な携帯電話用ソフトウェア・プラットフォームに対応できるだけの開発リソースが不足しているとして消極的な姿勢を示していた。だが、自前の無線ネットワークを構築すれば、好きなタイプのサービスを提供できることになる。

 グーグルがアップルのように携帯電話(「GooglePhone」と呼ばれている)を開発しているという話も、しばらく前からインターネット上で取りざたされている。しかし、同社はこの件に関し、そうしたうわさには一切コメントしないとの立場をとっている。

(ナンシー・ゴーリング/IDG News Service シアトル支局)






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