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[米国/カナダ]
【TechEd 2007 リポート】
マイクロソフトとザンドロス、Windows-Linux相互運用で提携
ノベルに続き、ザンドロスもマイクロソフトの知的財産使用権を取得
(2007年06月05日)
米国マイクロソフトは6月4日、カナダのLinuxディストリビューター、ザンドロスと提携すると発表した。ノベルとの提携と同様、マイクロソフトが有する知的財産(IP)の使用許諾権をザンドロスが取得することなどで合意したという。
今回の提携は、オーランドで開催されているマイクロソフト主催の年次コンファレンス「Microsoft TechEd 2007」(6月4日〜8日)の基調講演の中で発表された。登壇したマイクロソフトのサーバ&ツール事業担当シニア・バイスプレジデント、ボブ・マグリア氏は、提携内容の詳細には触れず、同社が昨年11月にノベルと結んだ契約と同様、LinuxとWindowsの相互運用を目的とした技術提携、および知的財産の使用許諾提携であると説明した。
「ザンドロスは当社と提携したことで、われわれが持つ知的財産を使用する権利を得た」(マグリア氏)
追って発表されたニュース・リリースには、マイクロソフトがザンドロス製品のユーザーに対して特許侵害賠償を要求しないための約款など、より詳細な提携内容が記されている。
マイクロソフトは昨年、Linuxを含むオープンソース・ソフトウェアに同社保有の特許が含まれていると主張し、Linuxベンダーらにロイヤリティ(特許使用料)を求める考えを明らかにした。しかし、それと同時に、「ライセンス契約を結びさえすれば知的財産権の問題は解決する」と、オープンソース・ベンダーらに呼びかけていた。
マグリア氏は、マイクロソフトが過去1年間で行った相互運用に関する企業努力を挙げながら、オープンソース・コミュニティとの協力関係は同社で大きな位置を占めると語った。
同氏は、ゼンソースやノベルといった企業との提携について触れ、「マイクロソフトがいろいろな面でアプローチ方法を変えたことを感じてもらえたと思う。だれもが予想もしないような相手とパートナー関係も結んだ」と語り、同社がオープンソースに対して新たな方針を打ち出していることを強調した。
マイクロソフトとザンドロスの契約は5年間の予定だ。両社の契約には、知的財産の使用許諾権のほかに、「Microsoft System Center」と「Xandros Systems Management」という両社のシステム管理ソフトを相互運用するうえで必要になるソフトウェアの共同開発が含まれている。
ザンドロスは、マイクロソフトがサポートするWebサービス用管理プロトコル「Web Services Management」の標準化にも取り組む。また、XandrosサーバとWindowsサーバの相互運用に向け、マイクロソフトのサーバ通信プロトコルのライセンスも取得した。
さらにザンドロスは、オープンソース企業が推奨するドキュメント形式「Open Document Format(ODF)」と、マイクロソフトが提唱する「Open XML」の相互変換ツールを開発する予定だ。
一方、マイクロソフト側は、デスクトップおよびサーバ用Linux OSとして「Xandros」を優先的に顧客に推奨する。また、両社のソフトウェアを扱うチャネル・パートナーをサポートできるよう、マイクロソフトの技術者に訓練を受けさせるという。
(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)
- マイクロソフト(米国)
- http://www.microsoft.com/
- ザンドロス(カナダ)
- http://www.xandros.com/index.html.en
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