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[米国]
グーグル幹部、検索アルゴリズムの一部を“手作業”にする可能性を示唆

ウェブマスター・ガイドラインの見直しも明言

(2007年06月05日)

“人力検索エンジン”を利用した「Mahalo.com」。現在は4,000種類の検索単語に対応しているが、今年中には1万種類の検索単語に対応する予定だという

 米国グーグルの上級エンジニアで検索エンジンの品質管理を務めるマット・カッツ氏は6月4日、シアトルで開催されている「Search Marketing Expo」のセッションにおいて、今後Googleの検索アルゴリズムの一部に人的判断を介在させる可能性があることを示唆した。

 この発言は“人力検索エンジン”を利用した「Mahalo.com」の運用が5月30日に開始されたことを受けたものである。

 Mahalo.comは、以前のYahoo!と同様、人間が手作業でWebサイトを確認し、品質の高いWebサイトのみを検索結果として表示する。そのため、フィッシングWebサイトはもちろん、いかがわしいWebサイトや広告過剰のWebサイトなどを検索結果から外すことができる。6月4日時点で4,000種類の検索単語に対応しており、今年中には1万種類の検索単語に対応する予定だという。

 カッツ氏は、「多くの人は、Googleの検索結果は純粋なアルゴリズムにのっとっていると考えているようだ。しかし、われわれは最近、検索アルゴリズムに人的判断を介在させることを否定しないという立場にいる」と、遠回しに検索アルゴリズムに人的判断を導入する考えがあることを示唆した。

 また、カッツ氏はグーグルが過去2カ月間に、同社のウェブマスター・ガイドラインの一部を変更したことも明らかにした。

 「検索手法に関する記述を、『一部の機能はグーグルの検索アルゴリズムで100%動作する』から、『スケーラブルで堅牢な技術を採用する』という、あいまいな表現に変更した。これは、人的判断を介在させることで、今後のGoogleの検索結果が、従来の検索結果とは違うという可能性を踏まえたものだ」(カッツ氏)

 現在グーグルは、意図的なキーワードでリンクをはることで検索結果の上位に特定のWebサイトを表示させるという「Googlebombs(グーグル爆弾)」などについては、検索アルゴリズムのほうで対応している。一方、スパム対策などには専門の部署を配し、人海戦術で監視しているという。

 また、カッツ氏は今後、グーグルが現在のウェブマスター・ガイドラインを見直し、Webサイト側が行うSEO(検索エンジン最適化)技術について、明確なガイドラインを明示する可能性があることを示唆した。

 「より多くの事例を示し、どんな手法(技術)がわれわれのガイドラインに抵触するのか明示することは良いことだ」(カッツ氏)

 現在のウェブマスター・ガイドラインは、「Webサイトを故意にランキングの上位に表示させるような行為は避ける」といった漠然とした内容が多く、その“行為”の詳細については明らかにしていない。

(ナンシー・ゴーリング/IDG News Service シアトル支局)






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