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[米国]
AMD、3四半期連続で赤字を計上――2Qは6億ドルの純損失
一時費用を除く粗利益率は前四半期比で改善
(2007年07月20日)
米国AMDが7月19日に発表した2007年第2四半期(4-6月期)の決算によると、売上高は比較的堅調だったものの、ATIテクノロジーズの買収費用やリストラ費用などがかさみ、3四半期連続で赤字となった。
同四半期の売上高は13億7,800万ドルで、前年同期の12億1,600万ドルを上回っている(13%増)。しかし、6億ドルの純損失(1株当たり損失1ドル9セント)を計上し、前年同期の純利益8,900万ドル(1株当たり利益18セント)から急降下した。
なお、損失額にはATIテクノロジーズの買収関連費用やリストラ費用、従業員の株式報酬費用といった一時費用1億3,000万ドル(1株当たり24セント)が含まれている。
AMDは、第2四半期の粗利益率(一時費用を除く)が34%となり、第1四半期の31%よりも改善されたのが朗報だとしている。
「当社は前四半期に続き13%の増収を達成した。粗利益率も改善し、マイクロプロセッサの出荷量と売上高のマーケット・シェアも取り戻した」と、AMDのCFO(最高財務責任者)であるロバート・リベット氏は、業績と同時に発表した声明の中で述べている。
AMDは今四半期(2007年第3四半期)について、従来と同様の季節的要因に沿って売上高が増加するとの見通しを示している。
もちろん、これは近い将来に同社の利益が急増することを示唆するものではない。ただ、株式市場はAMDの売上高と粗利益のニュースを明るいものと受け止め、19日の同社の株価は時間外取引で前日比32セント高の15ドル78セントを付けた。
とはいえ、第2四半期の粗利益率は前年同期の57%に遠く及ばない。リベット氏も、AMDが信頼を回復するには業績の改善が急務だと認めた。
AMDは2年前、同社初のデュアルコア・プロセッサを発表し、マーケット・シェアとチップ技術の両面でインテルに迫った。しかし、その後インテルが一連のマルチコア・プロセッサで巻き返しを図ったことから苦戦を強いられている。
AMDは現在、8月に出荷予定のサーバ向けクアッドコアOpteron(開発コード名:Barcelona)に大きな望みを託している(関連記事)。また、モバイル・チップでもインテルを追撃すべく、ATIの技術を採用した「Fusion」(開発コード名)を2009年に出荷する予定だ。
(マーク・フェランティ/IDG News Service ニューヨーク支局)
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