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[米国]
IP電話大手のボネージ、スプリント・ネクステルとの特許裁判に敗訴

連邦地裁が6,950万ドルの賠償金支払い命令

(2007年09月26日)

米国連邦地方裁判所は9月25日、業績が悪化しているVoIPプロバイダーのボネージ・ホールディングスがスプリント・ネクステルの所有する特許を侵害しているとする裁定を下した。

 ボネージによると、カンザス州連邦地方裁判所の陪審は、ボネージがVoIPサービスの提供に際してスプリント・ネクステルの特許を故意に侵害したとの評決に達し、ボネージに対し、スプリント・ネクステルに侵害を及ぼした期間の売上高の5%に相当する6,950万ドルの損害賠償を命じた。

 ボネージは法廷に評決の取り消しを求め、認められなかった場合には判決を不服として上訴する方針だ。同社は、スプリント・ネクステルが主張する特許を必要としない回避策についても検討するとしている。

 今回の裁定は、ボネージにとって今年2度目の敗訴となる。ボネージは今年初め、ベライゾン・コミュニケーションズとの訴訟でも特許を侵害したとする判決を受けている。この訴訟では、ボネージに新規顧客の加入を禁止する命令が出されたが、その後、禁止命令の執行停止が認められ、同社は特許侵害の原判決について上訴している。

 今年に入って、特許侵害の判決を2回も受けたことはボネージにとって明らかに悪いニュースだが、ドライアLLPの特許専門パートナー、セス・オストロウ氏によると、上訴によってすべてが変わる可能性もあるという。

 「訴訟事件の各段階ではしばしば予想外の出来事が起こり、上訴が成功することもある。逆転判決の実際の統計を考慮すれば、ボネージには状況を変えるチャンスはまだ十分に残されていると考えることができる」(オストロウ氏)

 ボネージは8月、ベライゾンが権利を主張する3つの特許のうち2つについて、回避策の準備をほぼ完了したと発表している。しかし同社は、ベライゾンとの訴訟だけでも、大きな打撃を被ったと見られている。ボネージの今年第2四半期の新規顧客(回線)数は前年同期の25万6,000に対して5万7,000にとどまった。

 ボネージは、ベライゾンは競争相手を排除するために訴訟を起こしたと主張していた。

 今回の裁定決を受け、ボネージの25日の株価は1ドル50セント(始値)から1ドル30セント(終値)に下落した。

(ナンシー・ゴーリング/IDG News Service シアトル支局)






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