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[米国]
サン、サーバ部門とストレージ部門を統合

ストレージ事業によりいっそう注力

(2007年10月03日)

 米国サン・マイクロシステムズは10月1日、サーバ部門とストレージ部門を統合する計画を発表した。これは、同社CEOのジョナサン・シュワルツ氏が自身のブログで明らかにしたもの。同氏はこの部門統合について、「ストレージ事業によりいっそう注力するため」と説明している。

 サンのストレージ事業に関してはいくつか弱点が指摘されているが、アナリストによると、今回の決定にはそのほかの外的な要因もかかわっているという。調査会社IDCのアナリスト、ロバート・アーマトルーダ氏は、業界リーダーであるHPとIBMは、すでにハードウェア事業とサービス事業のトータルな改善に向け、サーバ部門とストレージ部門の統合に踏み切っていると述べている。

 サンの広報担当者によると、統合後の新部門はシステム担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのジョン・ファウラー氏が統括し、現在ストレージ担当シニア・バイスプレジデントを務めるジョン・ベンソン氏がファウラー氏の直属の部下となる。

 シュワルツ氏によると、統合後の新部門はサーバ、ストレージ、ネットワーキング技術の統合に注力することになる。

 同氏によると、サンはこれまでにもx86サーバ事業とSPARCサーバ事業を統合したのをはじめ、2006年にはサーバとストレージ機能を統合した「Sun Fire X4500 Server」を投入するなど、製品ラインの統合を何度か行っており、特にX4500については出荷から2四半期で1億ドルの売上高を達成するほどの成功を収めたという。

 だが、サンのストレージ製品の売上げは全体として停滞している。調査会社ガートナーによると、サンの2007年第2四半期の外付けディスク・ストレージの売上高は前年同期の2億7,560万ドルから36%減少し1億7,620万ドルとなり、市場シェアも7.7%から4.8%に縮小し、ストレージ大手7社の中で最下位となった。

 ただし、この数字には、X4500などに搭載される内蔵型ディスク・ストレージは含まれていない。IDCによれば、内蔵型を含めるとサンのディスク・ストレージの売上高は前年比3.1%減になるという。

 また、IDCのアーマトルーダ氏によると、テープ・ストレージの分野でもサンの業績は低迷している。同社は2006年にはテープ・ハードウェアおよびテープ・ドライブで8億ドルの売上高を記録していたが、2007年上半期の売上高はわずか3億6,000万ドルにとどまった。

 それでも、アーマトルーダ氏は、サーバ部門とストレージ部門を統合するというサンの決断は理にかなっていると評価する。「これによって、より完全なかたちでサーバとストレージの統合を実現できる」

 なお、サンが2005年にテープ・ストレージ・ベンダーのストレージテックを41億ドルで買収(関連記事)した効果については、一部のアナリストの間で疑問の声も上がっているが、アーマトルーダ氏は「この買収により、サンはテープ関連のハードウェアの収入に加え、サービス収入を大幅に拡大できるようになった」と述べている。

(ロバート・マリンズ/Network World 米国版)






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