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ITIL/運用管理

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[世界] 【BT INS調査】
ITIL導入企業の7割が効果に「満足」

「きわめて重要」と考える企業は減少

(2007年10月04日)

 ITIL(Information Technology Infrastructure Library)の導入効果に満足する企業が7割弱を占める一方で、ITサービスの管理に同フレームワークがきわめて重要だと考える企業は減っている――。ITコンサルティング大手の米国BT INSが今週発表した調査リポートで、こんな傾向が明らかになった。

 BT INSは、ITサービスの管理プロセスに関係するITILの適用状況を調べるため、全世界のIT専門職300人以上を対象に、今年7月から8月にかけて調査を実施した。

 同社の調査リポートを見ると、ITサービスの管理を強化するためにITILのプラクティスを使っている企業は全体の51%だが、それを上回る回答者(55%)が、社内で開発されたプラクティスを管理プロセスの微調整に使っていると答えている。

 また、ITIL以外のプラクティス集を適用しているかどうかの質問では、COBIT(Control Objectives for Information and related Technology)が14%、ISO/IEC 20000が11%、MOF(Microsoft Operations Framework)とFCPAS(Fault-management, Configuration, Accounting, Performance, and Security)が9%という結果が得られた。

 BT INSによると、ITILを導入した企業の数は、2004年から2006年にかけてブームと呼べるほどに急増し、その後は減少に転じているという。しかし今回の調査では、回答者の46%が「現在はITILを使っていないが、18カ月以内に導入する予定」と答えている。

 BT INSは調査リポートの中で、「先ごろITIL Version 3が登場したことで、新たに導入する企業が増えるかもしれない」と述べている。実際、回答者のおよそ48%が、ITILの最新版(導入指針が充実していると評価する声もある)に期待感を表明した。

 その一方で、25%の回答者が、ITILのアップデートに影響を受けることは「ほとんどあるいはまったくない」との見方を示している。

 今回の調査では、ITILを導入した企業のうち7割近く(69%)が、期待どおりの効果が得られて満足だと答えている。ただし、ITILがITサービス管理プロジェクト全体の正否を左右すると答えたところはさほど多くなかった。現在ITILを導入している企業のうち、自分たちの目標を達成するためにこのフレームワークがきわめて重要と答えたのは全体の32%にすぎず、しかもこの数字は2006年の43%から大幅に下がっている。

 この点についてBT INSは、「3年前、ITILに対する根拠のない期待が膨らんだ。その後、ITILで実際に出来ることと出来ないことが明確になったことで、ITILに対する企業の認識も変わったのだろう」と分析している。

 概念と細部の両面でITILのことを理解していると考えている回答者の割合も、今回の調査で減っている。概念と細部の両面でITILに精通していると答えたのは33%にすぎなかった。2006年の調査では、回答者の43%が「確信を持ってITILを使っている」と答えている。

 「おそらくこれも、ITサービスの管理プロセスにITILがきわめて重要だと考える組織が少なくなった要因の1つ」と、調査リポートには記されている。

(Network World オンライン米国版)




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