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[米国]
インテルとトランスメタ、1年にわたる特許侵害訴訟合戦に幕

和解金2億5,000万ドルでインテルがライセンス権取得

(2007年10月25日)

 米国インテルは10月24日、米国トランスメタに2億5,000万ドルを支払い、両社間で争われていたすべての特許訴訟を終結させることに同意した。これはトランスメタが明らかにしたもので、インテルは本件についてコメントを発表していない。

 カリフォルニア州サンタクララに拠点を置くトランスメタは2006年10月、インテルのPentiumシリーズとCoreシリーズが、プロセッサ設計および電力効率技術などでトランスメタの特許を侵害しているとして、デラウェア地区連邦地方裁判所へ提訴していた。

 トランスメタによるとインテルの特許侵害は10件で、そのうち9件はチップ上で命令をスケジューリングしたり、処理したりする基本的なプロセッサ機能にかかわるものだという。また残りの1件は、作業負荷に応じてプロセッサの電圧を調節するもので、トランスメタのLongRun技術に関係しているという。トランスメタはインテルに対し、損害賠償、特許使用料、該当製品の販売差し止めを要求していた。

 これを受けたインテルは2007年1月、同社の出願特許に含まれる特許および技術に関する情報を秘匿し、誤った事実をトランスメタが公表しているとして反訴していた。

 今回の和解合意に従い、インテルはトランスメタに一括で1億5,000万ドルを支払い、その後5年間にわたり毎年2,000万ドルずつ支払っていくという。

 またインテルは2億5,000万ドルを支払う見返りとして、トランスメタの特許技術をインテル製品に利用するライセンス権を取得することになる。

 1995年に設立されたトランスメタは、消費電力を抑制することでPCを長時間稼働できる「Crusoe」プロセッサを開発し、ノートブックPC市場におけるインテルのシェアを切り崩そうと注力してきた。しかし、Crusoeに対する消費者の反応は鈍く、トランスメタはCrusoeで利用している技術をライセンス提供するビジネス・モデルへとかじを切ってきた。

 インテルとの和解は、トランスメタの株価に好影響を及ぼしたようだ。10月24日のナスダック株式市場で同社の株は、前日比253.11%増の14.76ドルまで上昇した。同社の株価は今年3月に1ドルを割り込み、ナスダック株式市場から上場廃止を宣告されていた。

 トランスメタの社長兼CEOであるレスター・クルーデル氏は、今回の声明の中で以下のような見解を示している。

 「今回の和解によって、トランスメタの知的所有権の経済的価値は具体的な形となった。今後は技術開発はもちろん、ライセンス事業も軌道に乗ると確信している」

(アガム・シャー/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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