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[インド]
インドを拠点に新興国市場に力を入れるシスコ

現地ベンダーとの協業による製品/サービス開発に意欲

(2007年11月01日)

 米国シスコシステムズとインドのITサービス・ベンダーであるウィプロが、ITインフラストラクチャ・サービスを共同で提供しようとしている。このサービスは、シスコのネットワーキング機器とウィプロのインフラストラクチャおよびマネージド・サービスを組み合わせたものだ。

 今回の共同提供の対象となるシスコの技術は、アプリケーション・ネットワーキング・サービスやデータセンター、セキュリティ、バーチャル会議のテレプレゼンスといったものだ。また、シスコとウィプロは、医療ケア、金融サービス、小売り、不動産、輸送など、特定の業種モデルをサポートするアプリケーションの共同開発も予定している。

 シスコの会長兼CEO(最高経営責任者)を務めるジョン・チェンバース氏は10月31日、バンガロールで記者会見を開き、「ウィプロとは、これまで設備関連の分野で協力関係を築いており、ここですばらしい成果を上げてきた。今後は、顧客へのソリューション提供に力を入れようと考えている」と語った。ウィプロとの提携は今後3年間でおよそ10億ドルの収入をもたらすと、シスコは見積もっている。

 今回の取り組みは当面、インド、中東およびアフリカといった市場が注力対象となる。両社は、バンガロールにあるウィプロの敷地内にシスコ・ソリューション・センターを開設し、シスコの技術を利用した新サービスおよびアプリケーションの開発・展示を行う。

 10月30日にもシスコは、やはりインドのITサービス・ベンダーであるサティヤム・コンピュータ・サービスとベンチャー事業に投資し、医療ケア用アプリケーションの開発に取り組むと発表した。先進国よりも成長の速い新興国市場向けの技術およびビジネス・モデル開発において、シスコはインドを拠点とする方針を立てており、ウィプロやサティヤムとの提携もそうした戦略の一環だ。

 なお、同じ30日にシスコは、グローバリゼーション・センター・イーストの運用も開始している。同センターは、シスコが、中東、アフリカ、中国、アジア、ラテン・アメリカに属する他の新興国のパートナーとともに、この市場向けの技術開発を行うための施設だ。

(ジョン・リベイロ/IDG News Service バンガロール支局)






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