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[米国]
マイクロソフト、IE 7のActiveX警告ポップアップを廃止の予定

インタラクティブ・コンテンツの組み込みを巡る特許論争に終止符

(2007年11月12日)

 米国マイクロソフトは来月から、Internet Explorer 7の「このコントロールをアクティブ化して使用するにはクリックしてください。」というポップアップ表示を取り除く予定だと、同社プロダクト・マネジャーがIEチームのブログで11月8日に明らかにした。これは、マイクロソフトが8月に米国イーオラス・テクノロジーズと和解したことの一環だ(関連記事)。

 ポップアップ表示の廃止は、マイクロソフトが来月リリースするIEの変更版のプレビューで行われる。これにより、FlashやPDFといったマルチメディア・コンテンツをクリックしても警告が表示されなくなる。この警告が最初に導入されたのは2006年4月で、それ以降、ActiveXコントロールが最初に実行されるときに、ユーザーの承認が求められるようになった。

 廃止の背景には、イーオラスとの和解がある。同社は、カリフォルニア大学が設立して分離独立させた企業。争点となっていた特許技術は、サイトへのインタラクティブなコンテンツの組み込みを可能にするというものである。

 マイクロソフトとイーオラスの特許侵害訴訟では、マイクロソフトに5億2,100万ドルの支払いを命じる判決が2003年に下されていたが、8月の和解によりマイクロソフトには、イーオラスから当該技術のライセンス供与を受ける道が開かれた。その結果、IEの「アクティブ化して使用するにはクリック」を廃止できるようになった。

 変更版のリリースを明らかにしたマイクロソフトのシニア・プロダクト・マネジャー、ピート・ルパージュ氏によれば、この変更版は「Internet Explorer Automatic Component Activation Preview」と呼ばれている。また、変更版のIEは、Windows Vista SP1とWindows XP SP3の次期ベータ版にも含まれることになるという。

 この変更は、最終的に2008年4月に予定されているアップデートの一部として、すべてのIE 7ユーザーに提供される。ただし、ユーザーはアップデートを無視することもできる。「特に注意を促したいのは、今回の変更は、既存のWebページの改修や、新規Webサイト開発のための新たなアクションを求めるものではないということだ。単に以前の動作に戻しているにすぎない」とルパージュ氏。

 こうした点は、開発者に歓迎されそうだ。これまでマイクロソフトは、IEを変更する際に、それに対応するための指示書を発表してきた。今回は、「IEを一度アップデートすれば、現在“アクティブ化して使用するにはクリック”を要求しているすべてのページはコントロールの有効化を要求しなくなる」(ルパージュ氏)という。

(グレッグ・カイザー/Computerworld米国版)






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