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[世界]
スパコンTOP500、インドが初の上位10機種入り

首位はIBM「BlueGene/L」が堅持――大幅な性能向上を達成

(2007年11月14日)

 世界のスーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500 Supercomputing Sites」の最新リストが11月12日に公開された。今回のランキングでは、インドに設置されているスーパーコンピュータが初のトップ10入りを果たし、第4位にランクインしている。

 TOP500リストは、米国とドイツの研究者が浮動小数点演算能力を基に世界のスーパーコンピュータをランク付けし、半期に1度発表しているもの。30回目を迎える今回のランキングは、米国ネバダ州リノで開催中のHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)関連のコンファレンス「SC07」(11月10日-16日開催)で発表された。

 今回のランキングで特筆すべきは、インドの有力財閥タタ・グループの傘下にある電子計算研究所(CRL)が所有するシステムが第4位にランクインしたことだ。CRLの所長、アシュウィン・ナンダ氏は、今回のランキング結果について、「われわれはHPC研究の最前線に立つことを目指している。インドのシステムの分析性能をスーパーコンピューティングやHPCに関連するさまざまな問題の解決に役立てられるようにしたい」とコメントしている。

 CRLのスーパーコンピュータは、インテル製プロセッサとヒューレット・パッカード(HP)製サーバで構築され、1万4,240個のプロセッサ・コアを搭載する。先月から稼働開始しており、117.9TFLOPS(テラフロップス:1TFLOPSで1秒間に1兆回の浮動小数点演算を実行)の処理性能を達成しているという。同システムは今後、政府の科学研究、タタ・グループの製品開発、米国の顧客へのサービス提供などに用いられる予定となっている。

 なお今回のランキングで首位となったのは、米国IBMと米国エネルギー省傘下の国家核安全保障庁(NNSA)が共同開発し、カリフォルニア州ローレンス・リバモア国立研究所に導入されている「BlueGene/L System」で、前回ランキング時の280.6TFLOPSを大きく上回る478.2TFLOPSの処理性能を記録し、5期連続でトップの座を堅持した。

 国別に見ると、TOP500リストにランクインしたスーパーコンピュータの設置台数が最も多いのは米国の283台(57%)で、次いで英国が48台(10%)となっており、インドは9台(2%弱)にとどまっている。

 カリフォルニア大学バークレー校ローレンス・バークレー研究所の研究員で、TOP500リストの選考にも参加しているホルスト・サイモン氏は、次のように語っている。

 「インドがトップ10入りを果たしたのはすばらしいことだ。インドにはスーパーコンピューティング発展の土壌がある。また、インドは多数のすぐれたソフトウェア・エンジニアや数学者を擁しており、同国におけるHPCセンターの誕生は今後、HPC分野のさらなる発展を促すだろう」

(パトリック・ティボドー/Computerworld オンライン米国版)






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