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[国内] 【ノークリサーチ調査】
SMB向けERP市場は今後も順調に成長――ノークリサーチが予測

2010年度には1,044億円に達し、ERP市場全体の7割を超える見込み

(2007年11月20日)

 ノークリサーチは11月20日、2006年度の中堅・中小企業向けERP市場の実態調査を発表した。同調査によれば、2006年度の中堅・中小企業向けERP市場は前年比107.8%の722億円に成長し、今後も成長が見込まれ、2007年度の予測は前年比108.7%で785億円となり、2010年度には1,044億円に達するとの予測が示されている。

 中堅・中小企業向けERP市場のベンダー・シェアでは、4年連続で富士通の「GLOVIA smart」が16.2%とトップとなり、大塚商会の「Smile αAD」が13.3%、オービックの「OBIC7ex」が8.5%でそれに続く。同調査によれば、大幅にシェアを伸ばしたベンダーはないが、市場の細分化が進行しており、各ベンダーが得意とするカテゴリにおいてユーザーをどれだけ獲得できたかがシェアに大きく影響する結果となったという。

*資料:ノークリサーチ

 ユーザー企業の年商別にERPパッケージ・ライセンスの売上高を見ると、年商300億〜500億円の中堅企業は約155億円、年商100億〜300億の中堅企業は約197億円、年商50億〜100億円の中堅企業は約171億円、年商50億未満の中小企業は約198億円となっている。なかでも年商100億〜300億および年商50億〜100億円の2つのクラスにおいて、3年間で約50%増と飛躍的に成長しているが、ほかのクラスも順調に伸びており、中堅・中小企業全体でERPの導入が進んでいると見られる。

*資料:ノークリサーチ

 同調査では、中堅・中小企業向けERP市場におけるベンダーの相関関係も示されている。これによると、富士通とオービックが、中堅企業クラスにおけるシェアおよび競合関係の中心的な存在となるという。この両社については、富士通は系列の大手販売店を中心としたチャネル戦略を全国的に展開し、オービックは自社で導入からアフター・サポートまで行うワンストップ・ソリューションを目指すという特徴が見られる。

 また、大塚商会は「SMILEie」で中堅企業攻略を進める一方で、新製品の「SMILE is」で中小下位クラスをターゲットとし、多彩な商材を生かした複合提案とワンストップ・ソリューションを目指す大塚商会モデルを中堅・中小企業市場全体に拡大しようとしている。また、大企業クラスで圧倒的なシェアを持つSAPも、「All-in-One」によって中堅企業クラスに進出し始めている。

 市場の細分化が進む現在、ERP市場で生き残るためには、各カテゴリにマッチしたマーケティングが必須であり、以上の4社は、そうした戦略を展開し始めていると同調査では見ている。

 なお、ERP全体の市場規模は対前年比4.2%増の1,109億円、2007年度の予測は対前年比107.9%の1,196億円となっている。また、2008年度以降は年率約7%の伸びで2010年度には1,448億円に達すると予測される。大企業向けERP市場は飽和感が強かった2006年度と同様に今後もほぼ横ばいとなる一方で、中堅・中小企業向けERPが占める割合が高まり、2010年度には市場全体の7割を超えると予測される。

(Computerworld.jp)






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