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[世界] 【Gartner調査】
Gartner、ITサービスのオフショア拠点上位30国を発表

2008年のオフショア支出は米国で40%、欧州で60%伸びると予測

(2007年12月12日)

 米国の調査会社Gartnerは12月4日、ITサービスのオフショア拠点を10の指標で評価し、算出した上位30カ国のランキングを発表した。同社によると、2008年に企業のオフショアITサービス支出は米国で40%、欧州で60%伸びる見通しという。

 このランキングでGartnerが用いた指標は、「言語」「政府の支援」「労働人口」「インフラ」「教育システム」「コスト」「政治的/経済的環境」「文化的適合性」「グローバルおよび法的な成熟度」「データ、知的財産のセキュリティ、プライバシー」の10項目である。上位30カ国に選ばれたのは以下の国々となっている。

■北南米地域
 アルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、コスタリカ、メキシコ、ウルグアイ

■アジア/太平洋地域
 オーストラリア、中国、インド、マレーシア、ニュージーランド、パキスタン、フィリピン、シンガポール、スリランカ、ベトナム

■欧州/中東/アフリカ(EMEA)地域
 チェコ共和国、ハンガリー、アイルランド、イスラエル、北アイルランド、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スロバキア、南アフリカ、スペイン、トルコ、ウクライナ

 北南米地域のオフショア拠点は、米国企業にとって非常に魅力的な存在となっている。カナダは、人件費に関しては低い評価となったが、10個のうち7つの項目でトップにランクされた。また中南米諸国では、スペイン語を話す従業員が重宝されるようになっているが、一方では、知的財産やセキュリティに関する懸念が高まっているという。

 アジア/太平洋地域では、中国、インド、シンガポールの各国が政府による強力な支援が高く評価されたが、中国は言語能力に関しては低い評価となった。また、パキスタン、フィリピン、スリランカ、ベトナムでは、政治的および経済的なリスクが問題となっている。一方、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールの各国では、コストは高いものの、「文化的適合性」「グローバルおよび法的な成熟度」「データ、知的財産のセキュリティ、プライバシー」の項目がそれぞれ高く評価されている。

 EMEA地域の各国は、政府の支援の項目で概して低い評価となった。英語に関しては、アイルランド、イスラエル、北アイルランド、南アフリカが高得点を記録している。ただし、英語以外の外国語については、チェコ共和国、スロバキア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニアの各国が高得点を獲得し、増加しつつある欧州のアウトソーシング利用企業にとって魅力的な選択肢となっている。またEUに新たに加盟したスロバキアとルーマニアは、ロシアやウクライナと共にコストの低さが評価されたが、Gartnerによると、EMEA地域のコストは全般に不安定な状態にあるという。

(Stephanie Overby/CIO米国版)






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