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[米国]
IBM、4Qおよび2007年度通期決算で増収増益

サービスとソフト部門が業績を牽引――アナリスト予測を大幅に上回る

(2008年01月21日)

 米国IBMは1月17日、2007年度通期および2007年度第4四半期(10-12月末締め)の決算を発表した。両期ともに増収増益を記録している。同社は2008年度も成長を持続できると見込んでおり、1株利益が2008年度に8ドル20セント〜8ドル30セント、2010年度には10〜11ドルに増えるとの見通しを示した。なお、2007年度の1株利益は7ドル18セントだった。

 IBMでCFOを務めるマーク・ラフリッジ(Mark Loughridge)氏は電話会見で、「現在は景気が不透明で、困難な環境であることは認識しているが、成長の機会はあると考えている。われわれは低調な経済環境の下でも、ビジネスを有利に進めることができる」と述べ、グローバルな事業展開や、インフラ・プロバイダーとしての実績、豊富な投資資金をその理由に挙げた。IBMの手元現金は、2007年末時点で161億ドルだった。

 またLoughridge氏は、現在手続きを進めているスウェーデンのTelelogicとカナダのCognosの買収が2008年度の収益にプラスに働くとの見解を示した。

 IBMの第4四半期の売上高は、米国外の好調な販売とドル安効果に支えられ、前年同期比10%増の289億ドルとなり、米国Thomson First Callの集計によるアナリストの事前予測(278億2,000万ドル)を上回った。また、1株利益も2ドル80セントとアナリスト予測(2ドル60セント)を上回り、前年同期の2ドル26セントから24%伸びた。

 第4四半期で特に好調だったのは、サービスとソフトウェア事業である。グローバル・テクノロジー・サービス部門は、前年同期比16%増となる100億ドルの売上高を記録した。またグローバル・ビジネス・サービス部門の売上高も、前年同期比17%増の49億ドルとなった。

 第4四半期のソフトウェア部門の売上高は63億ドルで、前年同期比12%増となった。製品別の売上高を見ると、WebSphereが23%、インフォメーション・マネジメント製品が11%、Tivoliが19%、Lotusが7%、Rationalが22%の増収となった。

 一方、システムズ・アンド・テクノロジー部門の売上高は、前年同期比4%減の68億ドルとなった。UNIXベースのSystem pサーバは9%、System xサーバは6%の増収を記録したが、System zは15%の減収となった。

 この結果についてLoughridge氏は、「System zの販売の落ち込みは、2008年2月に次世代メインフレームが登場することで緩和されると予想している。メインフレーム分野は、2008年第1四半期は製品の移行期となり、第2四半期に成長に転じるだろう」という見方を示した。

 また第4四半期における地域別の売上高は、北米が前年同期比5%増の117億ドル、欧州/中東/アフリカが16%増の108億ドル、アジア太平洋地域が15%増の55億ドルだった。Loughridge氏は、「マレーシアやエクアドルなど一部の開発途上国では、中産階級の成長に伴う好調な経済を背景に、“飽くなき需要”が見られる。従来、IBMは先進国のインフラを構築してきたが、新興市場はわれわれの新しい“成長顧客”となるだろう」と述べた。

 なお2007年度通期決算は、売上高が前年比8%増の988億ドル、1株利益が18%増の7ドル18セント。純利益は前年度の95億ドルから104億ドルに増加している。

(Chris Kanaracus/IDG News Service ボストン支局)




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