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[米国]
2007年の米国ベンチャー投資、過去6年間で最大額を記録

ソフト、バイオ、インターネットでの投資意欲が高まる

(2008年01月22日)

 米国PricewaterhouseCoopersとNVCA(National Venture Capital Association:全米ベンチャー投資家協会)は1月21日、ベンチャー投資動向調査報告書「MoneyTree Report」を発表した。これによると、米国における2007年のベンチャー投資は、ソフトウェア、バイオテクノロジー、インターネットへの投資が増えたことで294億ドルとなり、過去6年間では最大の投資額を記録したという。

 米国では、ベンチャー投資が2001年に400億ドルを突破し、2002年に219億ドルに急減した。2003年にはさらに微減したものの、以降は毎年安定して増え続けてきた。

 2007年の投資額294億ドルは前年比11%増であり、3,813件という投資件数についても前年より5%多い。また、四半期ごとのばらつきも見られず、各四半期の投資額は少なくとも70億ドルを超えた。最も投資が活発だったのはソフトウェアとバイオテクノロジーで、それぞれ約52億ドルの投資が行われた。

 米国Canaan Partnersの投資家、ディーパック・カムラ(Deepak Kamra)氏は、投資家向けの電話会見で、「SaaSが一大トレンドになった。またオープンソース・ベンダーの好調ぶりも目立つ。この2つの分野は今後も伸びそうだ」と語った。

 伸び率が特に顕著だったのはクリーン・テクノロジーで、2006年の15億ドルから2007年には22億ドルに増加した。バイオテクノロジーと医療機器を含むライフ・サイエンスについても、2006年の76億ドルから91億ドルに増加した。

 通信は2006年の26億ドルから21億ドルに減少したものの、2007年のIT企業への投資143億ドルのうち、約半数はソフトウェアと通信で占められた。残りの半数は主にメディア、エンターテイメント、半導体、ITサービス、ネットワーク関連、電子機器だった。

 インターネット業界への投資は2004年から右肩上がりで、同年の28億ドルから2007年には46億ドルという結果になった。「デジタル・メディアとインターネットは大幅に伸びており、SNSのような新しいビジネス・モデルに対する投資も活発だ。インターネットがらみの案件が多いのは、起業に多額の資金が必要なく、比較的安く事業を立ち上げられるためだろう」とKamra氏は指摘する。

 なお、同氏は、SaaSとオープンソースを除き、2008年のソフトウェア投資は横ばいか微減になると予想している。

(Jon Brodkin/Network World米国版)






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