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[台湾/世界] 【Witsview調査】
2007年度のLCD出荷台数、世界で3億7,100万台を突破

2008年度は“北京オリンピック特需”に期待

(2008年01月22日)

 台湾の調査会社Witsview Technologyは先ごろ、2007年度における世界の液晶ディスプレイ(LCD)出荷状況を発表した。それによると、ノートPCや液晶テレビの販売が好調だったことから、出荷台数は前年比38%増を記録したという。

 一方、Witsviewは2008年度の出荷見通しについて、米国経済の先行きが不透明なことから、落ち込むことはないものの、大幅な伸びは期待できないと予測している。

 Witsviewによると、2007年度に各種製品で使用されたLCDパネルの出荷台数は3億7,100万台に達したという(2006年度は2億7,000万台)。しかし同社は、クリスマス商戦の終了時期に当たる12月は、主要分野全体で出荷台数の落ち込みが見られたことも明らかにした。

 2007年12月の液晶テレビ用パネルの出荷台数は、同年11月に比べて12.2%減の790万台だった。また、コンピュータのモニタで使用される液晶パネルは、同年11月に比べ3.6%減、ノートPC用液晶パネルも同年11月に比べ3.8%減となった。

 しかし通年で見れば、ノートPC用の液晶パネルは、主力となる15.4インチ製品が好調で、17インチ・パネルも着実に伸びているという。17インチ・パネルの出荷台数は、2007年12月の“落ち込み期”においても、同年11月に比べ13%増となった。

 この結果についてWitsviewは、「ノートPC製品の需要動向に、大きな変化があったことが伺える。これまでPCベンダー各社は、持ち運びやすい小型サイズのノートPCの開発に注力してきた。しかし今回の数字を見ると、大型のノートPCを選ぶユーザーが増えていることがわかる」としている。

 LCD業界にとって2007年は、好不調の波が大きい1年だったようだ。2007年初頭には大手LCDベンダーが工場を新設した影響で、製品が供給過剰となった。しかし2007年半ばには、各ベンダーが生産を抑制したことに加え、テレビ、ノートPC、モニタなどの販売が好調だったことから、7カ月連続の価格上昇を記録した。さらに12月には、前述のような落ち込みが見られている。

 なお、Witsviewは2008年度について、「1月はスーパーボウルの影響で、米国市場で液晶テレビの需要が高まるだろう。また、2月は旧正月を控えた中国市場で、需要の拡大が期待できる。その後は世界的な景気後退の影響で、主要都市での購買力に陰りが生じる可能性があるものの、8月には北京オリンピックが開催される。そのときには、液晶テレビの需要が急増するだろう」という見通しを示した。

(Dan Nystedt/IDG News Service 台北支局)






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